スレッドモードでファイルの小入出力機能を使用する場合について説明します。
スレッドモードでのファイルを使用した小入出力機能は、バッチ実行基盤から使用する場合は使用可能な条件が限定されますので、なるべくファイル操作処理(OPEN文)でファイルにアクセスか、ACCEPT文によるファイルの入力は“E.4 スレッドモードで使用する場合(スレッド単位でのファイルオープン)”に記載の設定で使用することを推奨します。
小入出力機能で使用されるファイル
NetCOBOLの小入出力機能で使用するファイルは、バッチワークユニットのプロセス単位にオープン/クローズされます。
ワークユニットのプロセスで最初のACCEPT文で入力ファイルがオープンされ、最初のDISPLAY文で出力ファイルがオープンされます。
小入出力機能で使用されたファイルは、バッチワークユニットの停止時にクローズされます。
このため、小入出力機能で使用するファイルは、バッチワークユニットが起動中はオープンされたままとなります。
NetCOBOLの小入出力機能で使用するファイルには、一時ファイルおよび世代ファイルは使用しないでください。
スレッドモードの場合、以下の動作は、バッチワークユニットの運用中を通して、バッチワークユニットのプロセスで最初に実行されたCOBOLアプリケーションの翻訳時の指定が有効になります。
DISPLAY文およびACCEPT文の入出力先(標準出力またはファイル)
小入出力先にファイルを使用する場合は、入力先および出力先のファイル名