現用ノードにおいて、Interstage BPMのRDBシステムを登録します。
【Windows版】
現用ノードで共有ディスクをオンラインにします。
RDBシステムセットアップ画面を起動します。
以下のコマンドを実行します。
%ITPM_DBSERV%\SYSSETUP.EXE
注意
ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
RDBシステムセットアップが起動し、システム一覧が表示されます。
[新規作成]ボタンをクリックします。
RDBシステム名、データ格納先、運用種別を設定します。設定終了後、[OK]をクリックしてください。
項目名 | 設定内容 | 設定例 |
---|---|---|
RDBシステム名 | “FLOWDB”固定 | FLOWDB |
データ格納先 | 共有ディスク上のパスを指定します。 | Z:\SFWRDB\FLOWDB |
運用種別 | 使用するクラスタソフトウェアを指定し、“運用サーバ”を選択します。 |
|
注意
[データ格納先]はNTFS形式のローカルディスクを指定して下さい。
[データ格納先]に半角空白は使用できません。
手順4で[OK]をクリックすると、[Symfoware/RDBの環境設定]ダイアログが表示されます。[多重度]タブを選択し、以下の値を選択してください。
項目名 | 初期値 | 変更 |
---|---|---|
リモートアクセスで使用するポート番号 | 9652 | 可 |
[RDB構成パラメタ]タブを選択し、RDB構成パラメタ“RDBPM”を削除します。
定義種別“RDBPM”を選択し、[削除]をクリックします。
上記設定が終了したら、[作成]をクリックしてください。RDB運用環境の作成が開始されます。
注意
現用ノードが壊れて再構築する際に、共有ディスク上のデータをそのまま利用する場合は、[スキップ]をクリックしてください。
[RDA-SV(Symfoware)通信環境定義]ダイアログが表示されますが、本機能は使用しませんので、[キャンセル]をクリックしてください。
RDBシステムセットアップの[閉じる]をクリックしてください。
【UNIX版】
現用ノードで、共有ディスクをマウントします。
ここでは、/shareにマウントしたものとして説明します。
FJSVswpmディレクトリを作成します。
mkdir FJSVswpm
RDBシステムファイル用のディレクトリを作成します。
mkdir -pコマンドを使用して、以下のディレクトリを作成してください。
/share/FJSVswpm/FLOWDB/LOG |
環境変数を設定します。
以下の環境変数を設定してください。
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
LANG | システムのデフォルトロケール(/etc/default/initのLANG)と同じ値 |
PATH | 【Solaris】 |
LD_LIBRARY_PATH | 【Solaris】 |
RDBNAME | FLOWDB |
RDB構成パラメタを作成します。
以下のRDB構成パラメタファイルを作成し、設定例に従って値を設定してください。
ファイル名 | 【Solaris】 |
設定例を以下に示します。
RDBLOGMANAGE=//share /FJSVswpm/FLOWDB/LOG |
注意
RDBSYSTEMIDは、Solaris版では/opt/FSUNrdb2b/etc内に、Linux版では/opt/FJSVrdb2b/etc内にある他の*.cfgファイルのRDBSYSTEMIDと重複しないように指定してください。指定可能な値は1~31です。
共用バッファ定義ファイルを作成します。
[手順4のRDB構成パラメタファイルのRDBSYSBUFに指定したディレクトリ]/rdbbuf(デフォルトでは/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/etc/rdbbuf)を作成し、以下の値を追加してください。
BUFFER1K=1040 |
システム用動作環境ファイルを作成します。
手順4のRDB構成パラメタファイルのRDBSQLENVに指定したファイル(デフォルトでは/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/FLOWDB.sys)を作成し、以下の値を追加してください。
MAX_CONNECT_SYS=(256) |
ポート番号を定義します。
/etc/servicesに以下の内容を追加します。ポート番号は必要に応じて変更してください。
FLOWDB 9652/tcp |
ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、およびRDBディクショナリを作成します。
以下のコマンドを実行し、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、およびRDBディクショナリを作成してください。
# rdblog -I |
注意
現用ノードが壊れて再構築する際に、共有ディスク上のデータをそのまま利用する場合は、本手順の実施は不要です。