クラスタ環境にInterstage ディレクトリサービスを構築する場合は、現用ノードに対して以下の手順を実施します。本手順は、Interstage ディレクトリサービスを使用する場合にのみ実施してください。
リポジトリを作成します。
Interstage管理コンソールを使用して[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[新規作成]タブ画面で、リポジトリを作成します。
リポジトリ作成時に指定する以下の設定項目には、共用ディスクのパスを指定してください。
それ以外のパラメタについては、“Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド”の“Interstage ディレクトリサービスの環境構築”を参照してください。
[簡易設定]の[データベース格納先]
[アクセスログ定義]の[格納先]
注意
“Interstage ディレクトリサービスの環境構築(現用ノード)”の格納先を初期値から変更する場合は、他の共有資産のパーティションとは異なるパーティションを格納先に指定してください。
“Interstage ディレクトリサービスの環境構築(現用ノード)” の格納先を初期値から変更する場合は、格納先に指定するすべてのディレクトリ(最上位のディレクトリから最下位のディレクトリ)の所有者を“oms”に設定してください。また、所有者に“読み取り”、“書き込み”および“実行”を許可するように設定してください。
設定手順例を以下に示します。(データベース格納先を“/data/user”としています。) 格納先が未作成の場合、データベース格納先を作成します。-p引数を指定することで存在しない親ディレクトリも作成されます。
mkdir -p /data/user
ディレクトリに“読み取り”、“書き込み”および“実行”の権限を設定します。-R引数を指定することでサブディレクトリも含めて再帰的に権限が設定されます。
chmod -R 700 /data
ディレクトリに所有者として"oms"を設定します。-R引数を指定することでサブディレクトリも含めて再帰的に所有者が設定されます。
chown -R oms /data
irepbacksysコマンドを実行して上記手順8で作成したリポジトリの情報をディレクトリにバックアップします。
例:/backup/irepディレクトリ配下にrep001_back.tar.gzのファイル名でバックアップする場合
irepbacksys -f /backup/irep/rep001_back -R rep001 -confonly |
作成したバックアップファイルを、待機ノードにftpなどを使用して転送します。
注意
バックアップファイルは、“Interstage ディレクトリサービスの環境構築(待機ノード)”で利用します。