プロセス管理サーバに、Systemwalker IT Change Managerをインストールする手順について、以下に説明します。
Windowsへのインストール
注意
ディレクトリを指定する際は、必ず新規のディレクトリを指定してください。
各ミドルウェアのインストール先はそれぞれ異なるパスを指定してください。
同一のディレクトリにまとめたい場合は、パスの末尾を重複しないディレクトリにしてください。
例)「C:\ITCM」配下にまとめたい場合
プロセス管理サーバのインストール先 | C:\ITCM\SWPM |
Interstage Business Application Serverのインストール先 | C:\ITCM\Interstage |
Interstage BPMのインストール先 | C:\ITCM\InterstageBPM |
Symfoware Serverクライアント機能のインストール先 | C:\ITCM\SFWCLNT |
Symfoware Serverサーバ機能のインストール先 | C:\ITCM\SFWSV |
Symfoware Server制御ファイルの格納先 | C:\ITCM\SFWETC |
CMDBマネージャのデータベース格納先 | C:\ITCM\SWPM\CMDB |
ディレクトリを指定する際は、「\\」で開始するパスおよび相対パス表記での指定はできません。
ディレクトリ名に指定可能な文字は、半角英数字、「-」(ハイフン)、「_」(アンダースコア)です。
インストールに失敗した場合は、再起動後にインストールを実施したユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってInterstage Business Application ServerおよびSymfoware Serverをアンインストールしてください。その後、失敗した原因を取り除いた後、再度インストールを実施してください。アンインストールについては、"アンインストール"を参照してください。
Administratorsグループに所属するアカウントでログインします。
インストーラを起動します。
以下のDVD-ROMをDVD-ROM装置にセットします。
Standard Editionの場合
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.1) Disc No. 1/1"
Enterprise Editionの場合
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.1) Disc No. 1/1"
自動的にインストーラが起動します。起動しない場合はswsetup.exeを実行し、インストーラを起動してください。
注意
ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
プロセス管理サーバのインストールをクリックします。
「インストール」を選択します。「ようこそ」画面が表示されます。
[次へ]ボタンをクリックしてください。
インストール先を指定します。
[インストール先の選択]画面で、インストール先ディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
インストール先のパス長は最大58バイトです。
インストール先ディレクトリにはNTFS形式のディスクを指定してください。
Interstage Business Application Serverのインストール先を指定します。
[インストール先の選択]画面で、Interstage Business Application Serverのインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
インストール先ディレクトリにはNTFS形式のディスクを指定してください。
インストール先のパス長は最大30バイトです。
Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を設定します。
[ポート番号の設定]画面で、Interstage Business Application Serverが使用するポート番号を指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。
> netstat -a -n |
現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"ポート番号一覧"を参照してください。
Interstage BPMのインストール先を指定します。
[インストール先の選択]画面で、Interstage BPMのインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
インストール先のパス長は最大255バイトです。
Symfoware Server クライアント機能のインストール先を指定します。
[インストール先の選択]画面で、Symfoware Server クライアント機能のインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
Symfoware Server サーバ機能のインストール先を指定します。
[インストール先の選択]画面で、Symfoware Server サーバ機能のインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
Symfoware Server 制御ファイルの格納先を指定します。
[制御ファイル格納先の選択]画面で、Symfoware Server 制御ファイルの格納先ディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
注意
NTFS形式のディスクを指定してください。
CMDBマネージャのデータベース格納先を指定します。
[データベース格納先の選択]画面で、CMDBマネージャのデータベース格納先ディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
なお、CMDBマネージャのデータベースは、専用ディスクに配置することを推奨します。他のアプリケーションとディスクI/Oが競合すると、パフォーマンスが低下します。
注意
インストール先のパス長は最大64バイトです。
プロセス管理サーバのホスト名を指定します。
[ホスト名の入力]画面で、Webコンソールから名前解決できるプロセス管理サーバのホスト名を指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
ホスト名に使用できるのは、半角英数、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「_」(アンダースコア)のみです。
ホスト名に指定できる最大長は63バイトです。
インストールを確認します。
[インストールの確認]画面で、入力内容の確認を行い、内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックしてください。インストールが開始されます。
インストールを開始します。
インストール完了までしばらく時間がかかります。
インストールを終了します。
インストールが完了すると以下の画面が表示されます。[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]を選択し、[完了]ボタンをクリックします。
再起動後は、インストールしたユーザーでログオンしてください。
Solarisへのインストール
システム上でスーパーユーザーになります。
以下のDVD-ROMをDVD-ROM装置にセットします。
Standard Editionの場合
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.1) Disc No. 1/2"
Enterprise Editionの場合
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.1) Disc No. 1/2"
ボリューム管理デーモンが動作していない場合、DVD-ROMをマウントします。
# mount -F hsfs -o ro /dev/~ DVD-ROMのマウントポイント |
注意
DVD-ROMデバイス名(/dev/~)はシステムによって異なる場合がありますので、事前に確認してください。
インストーラを起動します。
本ソフトウェア専用のインストールコマンド(swpm_install)を実行することにより、複数
のパッケージを一括インストールします。インストーラの起動方法を以下に示します。
# DVD-ROMのマウントポイント/swpm_install |
インストール先ディレクトリを設定します。
################################################################# # # # Systemwalker IT Change Manager インストーラ # # V14.1.1 # # # # Copyright FUJITSU LIMITED 2009-2013 # # # ################################################################# !!!!! 注意 !!!!! インストールを行う前にIPC資源のチューニングを必ず実施してください。 実施方法については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"を参照してください。 [ インストール先ディレクトリの指定 ] プログラムの配置先 : /opt 設定ファイルの配置先 : /etc/opt 作業ファイルの配置先 : /var/opt CMDBデータベースの配置先 : /var/opt 上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q] |
インストール先ディレクトリを変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみを押下します。
IPC資源のチューニングについては、"2.1.1 システムパラメタのチューニング" を参照してください。
インストール先を指定します。
"y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。
プログラムの配置先 (省略: /opt) [q] /opt2 |
インストール先ディレクトリを変更する場合は変更後のインストールディレクトリを入力し、デフォルトのインストールディレクトリに設定する場合は[Enter]を押下します。
Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を設定します。
[ ポート番号の指定 ] Interstage管理コンソール : 12000 Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 80 CORBAサービス : 8002 上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q] |
ポート番号を変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみ入力します。
注意
現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。
# netstat -an |
現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“ポート番号一覧”を参照してください。
Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を指定します。
"y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。
Interstage管理コンソール (省略: 12000) [1-65535,q] 12001 |
ポート番号を変更する場合は変更後のポート番号を入力し、デフォルトのポート番号に設定する場合は[Enter]を押下します。
プロセス管理サーバのホスト名を指定します。
[プロセス管理サーバのホスト名の指定]画面で、Webコンソールから名前解決できるプロセス管理サーバのホスト名を指定し、[Enter]ボタンを押下してください。
[ プロセス管理サーバのホスト名の指定 ] Webコンソールから名前解決できるホスト名を指定してください。 このコンピュータのホスト名 (省略: itcm) [q] itcm2 |
注意
ホスト名にqおよびQのみの指定はできません。
ホスト名に使用できるのは、半角英数、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「_」(アンダースコア)のみです。
ホスト名に指定できる最大長は63バイトです。
インストールを確認します。
[インストール処理続行の確認]画面で、入力内容の確認を行い内容に誤りがなければ、"y"を入力してください。インストールが開始されます。インストール情報を再入力する場合は"n"を入力してください。
<< インストール処理続行の確認 >> [ インストール先ディレクトリ ] プログラムの配置先 : /opt2 設定ファイルの配置先 : /etc/opt2 作業ファイルの配置先 : /var/opt2 CMDBデータベースの配置先 : /var/cmdb [ ポート番号 ] Interstage管理コンソール : 12001 Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 81 CORBAサービス : 8003 [ プロセス管理サーバのホスト名 ] ホスト名 : itcm2 上記の設定でインストールを開始してよろしいですか? [y,n,q] |
インストールを開始します。
インストールの準備が整うと、以下の画面が表示され、インストールが開始されます。
'Systemwalker IT Change Manager'のインストールを開始します。 |
インストールを終了します。
インストールが完了すると以下の画面が表示されます。
'Systemwalker IT Change Manager'をインストールしました。 |
システムを再起動します。
Linuxへのインストール
システム上でスーパーユーザーになります。
DVD-ROM媒体をDVD-ROM装置にセットします。
Standard Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
Enterprise Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
ボリューム管理デーモンが動作していない場合、DVD-ROMをマウントします。
# mount -t iso9660 -r /dev/cdrom DVD-ROMのマウントポイント |
インストーラを起動します。
本ソフトウェア専用のインストールコマンド(swpm_install)を実行することにより、複数
のパッケージを一括インストールします。インストーラの起動方法を以下に示します。
# DVD-ROMのマウントポイント/swpm_install |
インストール先ディレクトリを設定します。
################################################################# # # # Systemwalker IT Change Manager インストーラ # # V14.1.0 # # # # Copyright FUJITSU LIMITED 2009-2011 # # # ################################################################# !!!!! 注意 !!!!! インストールを行う前にIPC資源のチューニングを必ず実施してください。 実施方法については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"を参照してください。 [ インストール先ディレクトリの指定 ] プログラムの配置先 (変更不可) : /opt 設定ファイルの配置先 (変更不可) : /etc/opt 作業ファイルの配置先 (変更不可) : /var/opt CMDBデータベースの配置先 : /var/opt 上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q] |
インストール先ディレクトリを変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみを押下します。
IPC資源のチューニングについては、"2.1.1 システムパラメタのチューニング" を参照してください。
インストール先を指定します。
"y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。
CMDBデータベースの配置先 (省略: /var/opt) [q] /var/cmdb |
インストール先ディレクトリを変更する場合は変更後のインストールディレクトリを入力し、デフォルトのインストールディレクトリに設定する場合は[Enter]を押下します。
Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を設定します。
[ ポート番号の指定 ] Interstage管理コンソール : 12000 Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 80 CORBAサービス : 8002 上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q] |
ポート番号を変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみ入力します。
注意
現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。
# netstat -an |
現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"ポート番号一覧"を参照してください。
Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を指定します。
"y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。
Interstage管理コンソール (省略: 12000) [1-65535,q] 12001 |
ポート番号を変更する場合は変更後のポート番号を入力し、デフォルトのポート番号に設定する場合は[Enter]を押下します。
プロセス管理サーバのホスト名を指定します。
[プロセス管理サーバのホスト名の指定]画面で、Webコンソールから名前解決できるプロセス管理サーバのホスト名を指定し、[Enter]ボタンを押下してください。
[ プロセス管理サーバのホスト名の指定 ] Webコンソールから名前解決できるホスト名を指定してください。 このコンピュータのホスト名 (省略: itcm) [q] itcm2 |
注意
ホスト名にqおよびQのみの指定はできません。
ホスト名に使用できるのは、半角英数、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「_」(アンダースコア)のみです。
ホスト名に指定できる最大長は63バイトです。
インストールを確認します。
[インストール処理続行の確認]画面で、入力内容の確認を行い内容に誤りがなければ、yを入力してください。インストールが開始されます。インストール情報を再入力する場合は"n"を入力してください。
<< インストール処理続行の確認 >> [ インストール先ディレクトリ ] プログラムの配置先 : /opt 設定ファイルの配置先 : /etc/opt 作業ファイルの配置先 : /var/opt CMDBデータベースの配置先 : /var/cmdb [ ポート番号 ] Interstage管理コンソール : 12001 Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 81 CORBAサービス : 8003 [ プロセス管理サーバのホスト名 ] ホスト名 : itcm2 上記の設定でインストールを開始してよろしいですか? [y,n,q] |
インストールを開始します。
インストールの準備が整うと、以下の画面が表示され、インストールが開始されます。
'Systemwalker IT Change Manager'のインストールを開始します。 |
インストールを終了します。
インストールが完了すると以下の画面が表示されます。
'Systemwalker IT Change Manager'をインストールしました。 |
システムを再起動します。