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Systemwalker IT Change Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

1.4.4 swpm_edittext(テキスト編集コマンド)

機能説明

本コマンドは、ひな型テキストファイルに対し、任意のキーワードへ値を埋め込みます。


記述形式

swpm_edittext

-in inputfile -out outputfile {-rp key=value ...} [-sep word]


オプション

-in

編集のひな型となるテキストファイルのパスを指定します。

-out

編集した内容を出力するテキストファイルのパスを指定します。
このファイル名に、-inオプションで指定したファイルを指定することはできません。
また、すでに存在するファイルを指定した場合、元の内容は破棄されます。

-rp

ファイルへ値を埋め込む際の、キーワードと値を指定します。
キーワードは、ひな型ファイルに「<%」と「%>」で囲んで記述したものを指定し、キーワードと値は"=" (イコール)で区切って指定します。

ひな型のテキストファイルに指定のキーワードが存在しない場合は、値の埋め込みは行われません。
値にスペースを含む場合は、key=valueを「""」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。

以下の例では、テキストファイルの<%Place%>というキーワードに、"10F 会議室"という値を埋め込みます。

-rp "Place=10F 会議室"

valueに「/」(スラッシュ)で始まる文字列を指定した場合は、valueはファイル名として解釈し、そのファイルの内容でキーワードを更新します。
ファイルのデータ行が複数存在する場合は、デフォルトでは改行で区切られます。
データ行の区切りを変更する場合は、-sepオプションを使用します。

以下の例では、テキストファイル内の"<%UserList%>"というキーワードに、"C:\userlist.txt"のファイルの内容を埋め込みます。

-rp UserList=/C:\userlist.txt

Solaris版およびLinux版の場合は、実際のファイルパスの前に「/」を追加して指定してください。/user/local/userlist.txtを指定する場合は以下のような指定になります。

-rp UserList=//usr/local/userlist.txt

-sep

伝票に埋め込む値が複数ある場合に、値の区切り文字を指定します。
以下の例では区切り文字に「;」(セミコロン)を指定しています。

-sep ;

このオプションを指定しない場合は、複数行のデータは改行で区切られます。
-rpオプションで値をファイルで指定していない場合や、データが複数行存在しない場合は、このオプションは無視されます。


復帰値

0:

正常終了

1:

コマンド実行エラー

2:

パラメタエラー

4:

内部エラー

6:

ファイル入出力エラー

20:

正常終了(指定のタグに存在しないものがあった)

不定:

強制終了


参照

2.8 テキスト編集コマンド雛形ファイル


コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\ITPM\bin
※デフォルトの場合はC:\SWPM

【Solaris/Linux】

/opt/FJSVswpm/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】


注意事項

ファイル内に指定のキーワードが複数存在する場合は、全てのキーワードに対しての編集が行われます。


使用例

【Windows】

swpm_edittext -in C:\temp\mail.txt -out C:\temp\editmail.txt -rp ProcessID=123 -rp UserList=/C:\temp\userlist.txt

【Solaris/Linux】

swpm_edittext -in /usr/local/mail.txt -out /usr/local/editmail.txt -rp ProcessID=123 -rp UserList=//usr/local/userlist.txt