機能説明
本コマンドは、ひな型テキストファイルに対し、任意のキーワードへ値を埋め込みます。
記述形式
swpm_edittext | -in inputfile -out outputfile {-rp key=value ...} [-sep word] |
オプション
編集のひな型となるテキストファイルのパスを指定します。
編集した内容を出力するテキストファイルのパスを指定します。
このファイル名に、-inオプションで指定したファイルを指定することはできません。
また、すでに存在するファイルを指定した場合、元の内容は破棄されます。
ファイルへ値を埋め込む際の、キーワードと値を指定します。
キーワードは、ひな型ファイルに「<%」と「%>」で囲んで記述したものを指定し、キーワードと値は"=" (イコール)で区切って指定します。
ひな型のテキストファイルに指定のキーワードが存在しない場合は、値の埋め込みは行われません。
値にスペースを含む場合は、key=valueを「""」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
以下の例では、テキストファイルの<%Place%>というキーワードに、"10F 会議室"という値を埋め込みます。
-rp "Place=10F 会議室" |
valueに「/」(スラッシュ)で始まる文字列を指定した場合は、valueはファイル名として解釈し、そのファイルの内容でキーワードを更新します。
ファイルのデータ行が複数存在する場合は、デフォルトでは改行で区切られます。
データ行の区切りを変更する場合は、-sepオプションを使用します。
以下の例では、テキストファイル内の"<%UserList%>"というキーワードに、"C:\userlist.txt"のファイルの内容を埋め込みます。
-rp UserList=/C:\userlist.txt |
Solaris版およびLinux版の場合は、実際のファイルパスの前に「/」を追加して指定してください。/user/local/userlist.txtを指定する場合は以下のような指定になります。
-rp UserList=//usr/local/userlist.txt |
伝票に埋め込む値が複数ある場合に、値の区切り文字を指定します。
以下の例では区切り文字に「;」(セミコロン)を指定しています。
-sep ; |
このオプションを指定しない場合は、複数行のデータは改行で区切られます。
-rpオプションで値をファイルで指定していない場合や、データが複数行存在しない場合は、このオプションは無視されます。
復帰値
正常終了
コマンド実行エラー
パラメタエラー
内部エラー
ファイル入出力エラー
正常終了(指定のタグに存在しないものがあった)
強制終了
参照
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\ITPM\bin |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVswpm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行してください
プロセス管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)だけが実行できます。
プロセス管理サーバで実行可能です。
注意事項
ファイル内に指定のキーワードが複数存在する場合は、全てのキーワードに対しての編集が行われます。
使用例
【Windows】
swpm_edittext -in C:\temp\mail.txt -out C:\temp\editmail.txt -rp ProcessID=123 -rp UserList=/C:\temp\userlist.txt |
【Solaris/Linux】
swpm_edittext -in /usr/local/mail.txt -out /usr/local/editmail.txt -rp ProcessID=123 -rp UserList=//usr/local/userlist.txt |