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Systemwalker IT Change Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

1.4.2 swpm_sendmail(メール送信コマンド)

機能説明

本コマンドは、メールを指定のあて先に送信します。


記述形式

swpm_sendmail

[{-to toaddress | -tolist tolistfile}]
[{-cc ccaddress | -cclist cclistfile}]
[{-bcc bccaddress | -bcclist bcclistfile}]
[-subject subject]
[-text textfile]
[-af attachfile ...]
[-env environmentfile]
[-uid uid]
[-gkey globalkey] [-piid processid]


オプション

-to

メールを送信するあて先のメールアドレスを指定します。
セミコロン(;)で区切って複数のメールアドレスを指定することもできます。
このオプションを-tolistオプションとともに指定することはできません。
このオプションと-tolistオプションを省略した場合、メール送信環境設定ファイルで定義した送信先メールアドレスに送信されます。
オプションでの指定がなく、メール送信環境設定ファイルの設定に送信先がない場合、コマンドは環境定義エラー(3)で異常終了します。

-tolist

メールを送信するあて先を記述したファイル名を指定します。
あて先ファイルは以下の形式のメールアドレスを改行コード(CRまたはCRLF)で区切ったテキストファイルです。

user1@jp.fujitsu.com
user2@jp.fujitsu.com
user3@jp.fujitsu.com

このオプションを-toオプションとともに指定することはできません。
このオプションと-toオプションを省略した場合、メール送信環境設定ファイルで定義した送信先メールアドレスに送信されます。
オプションでの指定がなく、メール送信環境設定ファイルの設定に送信先がない場合、コマンドは環境定義エラー(3)で異常終了します。

-cc

メールをCCで送信するあて先のメールアドレスを指定します。
セミコロン(;)で区切って複数のメールアドレスを指定することもできます。
このオプションを-cclistオプションとともに指定することはできません。

-cclist

メールをCCで送信するあて先を記述したファイル名を指定します。
あて先ファイルは以下の形式のメールアドレスを改行コード(CRまたはCRLF)で区切ったテキストファイルです。

user1@jp.fujitsu.com
user2@jp.fujitsu.com
user3@jp.fujitsu.com

このオプションを-ccとともに指定することはできません。

-bcc

メールをBCCで送信するあて先のメールアドレスを指定します。
セミコロン(;)で区切って複数のメールアドレスを指定することもできます。
このオプションを-bcclistとともに指定することはできません。

-bcclist

メールをBCCで送信するあて先を記述したファイル名を指定します。
あて先ファイルは以下の形式のメールアドレスを改行コード(CRまたはCRLF)で区切ったテキストファイルです。

user1@jp.fujitsu.com
user2@jp.fujitsu.com
user3@jp.fujitsu.com

このオプションを-bccとともに指定することはできません。

-subject

メールの件名を指定します。
件名には日本語も使用できますが、コマンドラインとして解釈させるために半角スペースを使用することはできません。
このオプションを指定しない場合は、件名には何も設定されません。

-text

メールの本文のひな型を記述したファイル名を絶対パスで指定します。
このファイルは、Systemwalker IT Change Managerを実行しているサーバのコード体系で記述したテキストファイルでなければなりません。

-af

メールに添付する添付ファイル名を絶対パスで指定します。
このオプションは繰り返して複数指定できます。
同じファイル名を2回以上指定した場合は、同じファイルが指定回数分添付され、送信されます。
指定のファイルが見つからない場合でもコマンドは実行され、メールは送信されます。

-env

メール送信環境設定ファイル名を指定します。
このオプションが指定されていない場合は、デフォルトのメール送信環境設定ファイル(swpm_sendmail.ini)が使用されます。

-uid

メール本文の埋め込み文字列<%UID%>に埋め込むユーザーIDを指定します。
ユーザーIDは、Systemwalker IT Change Managerのアプリケーション実行機能を利用して自動実行アプリケーション実行時の引数として、起案者ID、自動実行の前のアクティビティの担当者IDを渡すことができます。

-gkey

メール本文の埋め込み文字列<%GLOBALKEY%>に埋め込む一貫伝票IDを指定します。
一貫伝票IDは、Systemwalker IT Change Managerのアプリケーション実行機能を利用して自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。

-piid

メール本文の埋め込み文字列<%PIID%>に埋め込むプロセスIDを指定します。
プロセスIDは、Systemwalker IT Change Managerのアプリケーション実行機能を利用して自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。


復帰値

0:

正常終了

1:

コマンド実行エラー

2:

パラメタエラー

3:

環境定義エラー

4:

内部エラー

6:

ファイル入出力エラー

20:

正常終了(添付ファイルが指定されているが、存在しなかった)

21:

メール送信エラー

不定:

強制終了


参照

2.7 メール本文雛形ファイル


コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\ITPM\bin
※デフォルトの場合はC:\SWPM

【Solaris/Linux】

/opt/FJSVswpm/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】


使用例

指定例

【Windows】

swpm_sendmail -to taro.fujitsu@mx.fujitsu.com -subject 詳細内容の送付 -text C:\temp\mail.txt -af C:\user\readme.txt -uid 123 -gkey 456 -piid 789

【Solaris/Linux】

swpm_sendmail -to taro.fujitsu@mx.fujitsu.com -subject 詳細内容の送付 -text /tmp/mail.txt -af /home/user/readme.txt -uid 123 -gkey 456 -piid 789


メール本文の雛形ファイル(C:\temp\mail.txt)の記述例


このメールは自動送信されています。

詳細内容を送付します。
内容は添付のreadme.txtを参照してください。

発生日時 :<%NOW_DATE%> <%NOW_TIME%>
プロセスID:<%PIID%>
起案者 :<%UID%>


注意事項