機能説明
本コマンドは、メールを指定のあて先に送信します。
記述形式
swpm_sendmail | [{-to toaddress | -tolist tolistfile}] |
オプション
メールを送信するあて先のメールアドレスを指定します。
セミコロン(;)で区切って複数のメールアドレスを指定することもできます。
このオプションを-tolistオプションとともに指定することはできません。
このオプションと-tolistオプションを省略した場合、メール送信環境設定ファイルで定義した送信先メールアドレスに送信されます。
オプションでの指定がなく、メール送信環境設定ファイルの設定に送信先がない場合、コマンドは環境定義エラー(3)で異常終了します。
メールを送信するあて先を記述したファイル名を指定します。
あて先ファイルは以下の形式のメールアドレスを改行コード(CRまたはCRLF)で区切ったテキストファイルです。
user1@jp.fujitsu.com |
このオプションを-toオプションとともに指定することはできません。
このオプションと-toオプションを省略した場合、メール送信環境設定ファイルで定義した送信先メールアドレスに送信されます。
オプションでの指定がなく、メール送信環境設定ファイルの設定に送信先がない場合、コマンドは環境定義エラー(3)で異常終了します。
メールをCCで送信するあて先のメールアドレスを指定します。
セミコロン(;)で区切って複数のメールアドレスを指定することもできます。
このオプションを-cclistオプションとともに指定することはできません。
メールをCCで送信するあて先を記述したファイル名を指定します。
あて先ファイルは以下の形式のメールアドレスを改行コード(CRまたはCRLF)で区切ったテキストファイルです。
user1@jp.fujitsu.com |
このオプションを-ccとともに指定することはできません。
メールをBCCで送信するあて先のメールアドレスを指定します。
セミコロン(;)で区切って複数のメールアドレスを指定することもできます。
このオプションを-bcclistとともに指定することはできません。
メールをBCCで送信するあて先を記述したファイル名を指定します。
あて先ファイルは以下の形式のメールアドレスを改行コード(CRまたはCRLF)で区切ったテキストファイルです。
user1@jp.fujitsu.com |
このオプションを-bccとともに指定することはできません。
メールの件名を指定します。
件名には日本語も使用できますが、コマンドラインとして解釈させるために半角スペースを使用することはできません。
このオプションを指定しない場合は、件名には何も設定されません。
メールの本文のひな型を記述したファイル名を絶対パスで指定します。
このファイルは、Systemwalker IT Change Managerを実行しているサーバのコード体系で記述したテキストファイルでなければなりません。
メールに添付する添付ファイル名を絶対パスで指定します。
このオプションは繰り返して複数指定できます。
同じファイル名を2回以上指定した場合は、同じファイルが指定回数分添付され、送信されます。
指定のファイルが見つからない場合でもコマンドは実行され、メールは送信されます。
メール送信環境設定ファイル名を指定します。
このオプションが指定されていない場合は、デフォルトのメール送信環境設定ファイル(swpm_sendmail.ini)が使用されます。
メール本文の埋め込み文字列<%UID%>に埋め込むユーザーIDを指定します。
ユーザーIDは、Systemwalker IT Change Managerのアプリケーション実行機能を利用して自動実行アプリケーション実行時の引数として、起案者ID、自動実行の前のアクティビティの担当者IDを渡すことができます。
メール本文の埋め込み文字列<%GLOBALKEY%>に埋め込む一貫伝票IDを指定します。
一貫伝票IDは、Systemwalker IT Change Managerのアプリケーション実行機能を利用して自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。
メール本文の埋め込み文字列<%PIID%>に埋め込むプロセスIDを指定します。
プロセスIDは、Systemwalker IT Change Managerのアプリケーション実行機能を利用して自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。
復帰値
正常終了
コマンド実行エラー
パラメタエラー
環境定義エラー
内部エラー
ファイル入出力エラー
正常終了(添付ファイルが指定されているが、存在しなかった)
メール送信エラー
強制終了
参照
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\ITPM\bin |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVswpm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
プロセス管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)だけが実行できます。
プロセス管理サーバで実行可能です。
使用例
指定例
【Windows】
swpm_sendmail -to taro.fujitsu@mx.fujitsu.com -subject 詳細内容の送付 -text C:\temp\mail.txt -af C:\user\readme.txt -uid 123 -gkey 456 -piid 789 |
【Solaris/Linux】
swpm_sendmail -to taro.fujitsu@mx.fujitsu.com -subject 詳細内容の送付 -text /tmp/mail.txt -af /home/user/readme.txt -uid 123 -gkey 456 -piid 789 |
メール本文の雛形ファイル(C:\temp\mail.txt)の記述例
|
注意事項
あらかじめメールサーバがセットアップされ、メール送信環境設定ファイルに情報を定義しておく必要があります。
送信先アドレス、送信元アドレスの日本語ドメインは指定しないでください。
-envオプションにより、メール送信環境設定ファイルを指定しなかった場合は、デフォルトの以下のファイルが使用されます。
【Windows】
[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\ITPM\tool\config\swpm_sendmail.ini |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVswpm/tool/config/swpm_sendmail.ini |