Systemwalkerシングル・サインオン機能を使用してSystemwalker Centric Managerからサマリ画面をダイレクトに呼び出すには、2つの方法があります。
2.2.5.1 しきい値超えのイベントメッセージから呼び出す場合
しきい値監視の定義を行い、アラームアクションとして“Systemwalker Centric Managerメッセージ連携”を設定していると、しきい値超えのイベントメッセージがSystemwalkerコンソールに通知されます。ここで説明する設定を行うことで、しきい値超えのイベントメッセージから簡単に該当ホストの[ServerMonitor]を表示し、基本的なシステムリソースの状況を確認することができます。
2.2.5.2 ノードから呼び出す場合
ここで説明する設定を行うことで、Systemwalkerコンソールで監視している特定のホストから多数のイベントが発生している場合などに、ノードを右クリックして表示されるポップアップメニューから簡単に該当ホストの[ServerMonitor]を表示し、基本的なシステムリソースの状況を確認することができます。
Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントで以下の設定を行ってください。
■監視イベント種別の追加
[スタート] - [すべてのプログラム] - [Systemwalker Centric Manager] - [環境設定] - [システム監視設定]メニューを選択して[システム監視設定]画面を開きます。
[サーバ環境定義]ボタンをクリックして[サーバ環境定義]画面を起動します。
[詳細設定]ボタンを選択して[サーバ環境定義詳細]画面を開き、[監視イベント種別]タブを選択します。
[追加]ボタンをクリックして表示される、[監視イベント種別設定(追加)]画面で、[監視イベント種別]に任意の監視イベント種別名(例:SQCしきい値監視)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
[サーバ環境定義詳細]画面および[サーバ環境定義]画面で順に[OK]ボタンをクリックします。サービスの再起動を確認する画面が表示された場合は、設定を有効にするために[はい]ボタンを選択してください。
[システム監視設定]画面で他の設定を行わない場合は[閉じる]ボタンをクリックします。
[監視イベント種別設定(追加)]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。
■連携のためのコマンドの登録
[Systemwalkerコンソール[監視]]の[表示] - [デザインの設定]メニューを選択して[デザインの設定]画面を起動し、[監視イベント種別ウィンドウ]タブを選択します。
追加した監視イベントが表示されているので選択し、[更新]ボタンをクリックして[カスタマイズ]画面を起動します。
[正常時]のアイコンとして、[参照]ボタンをクリックして表示される[アイコン選択]画面で[sqc_normal]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[イベント発生時]のアイコンとして、[参照]ボタンをクリックして表示される[アイコン選択]画面で[sqc_error]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[コマンド名]に、任意のコマンド名(例:SQC)を入力します。
[コマンドライン]に、以下の文字列を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
mpbcmcallIE -u "http://<運用管理クライアントのIPアドレス or ホスト名>:<ポート番号>/SSQCS/cgi-bin/Console.cgi?mode=monitor&type=Agent&name=%HOST&monitor=ServerMonitor" -p -h |
[デザインの設定]画面で[OK]ボタンをクリックします。
[カスタマイズ]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。
■イベント監視の条件定義
[スタート] - [すべてのプログラム] - [Systemwalker Centric Manager] - [環境設定] - [システム監視設定]メニューを選択して[システム監視設定]画面を開きます。
[イベント監視の条件定義]ボタンをクリックして[イベント監視の条件定義]画面を起動します。
[イベント] - [イベントの追加]メニューを選択し、[イベント定義/アクション定義]画面を起動します。
[イベントの特定]タブの[詳細設定]ボタンをクリックし、[イベント定義(詳細)]画面を起動します。
Systemwalker Service Quality Coordinatorのしきい値監視のメッセージを特定するため、[メッセージの特定]欄の設定を行い(例:[ラベル名]を「SSQC」と設定)、[OK]ボタンをクリックします。
[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックし、[メッセージ監視(詳細)]画面を起動します。
[監視イベント種別の設定]の[監視イベント種別を設定する]ラジオボタンを選択し、追加した監視イベント種別を選択します。[OK]ボタンをクリックします。
[イベント定義/アクション定義]画面で[OK]ボタンをクリックして終了し、[イベント監視の条件定義]画面の[定義の保存]ボタンをクリックして定義した内容を保存後、[イベント監視の条件定義]画面を終了します。簡易チェックツールは、必要に応じて使用してください。
[システム監視設定]画面で他の設定を行わない場合は[閉じる]ボタンをクリックします。
[イベント定義]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。
■Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出し
[Systemwalkerコンソール[監視]]の[監視イベント一覧]で、上記で特定したイベントを選択します。
以下のいずれかを行います。
[操作]メニューの、上記で登録したコマンド名(例:SQC)を選択します。
イベントツールバーの連携製品を起動するボタンを選択します。
右クリックしてポップアップメニューを表示し、上記で登録したコマンド名(例:SQC)を選択します。
右クリックして表示されるポップアップメニューで[イベントの詳細]を選択するか、該当のイベントをダブルクリックすると[監視イベント詳細]画面が表示されるので、連携製品を起動するボタン(上記で登録したコマンド名(例:SQC)が反映されています)をクリックします。
Systemwalkerコンソールにログインしているユーザーに定義付けられたコンソール画面で、該当のホストの[ServerMonitor]が表示されます。
注意
Systemwalker Centric Managerにログインしているユーザーが、Systemwalker Service Quality Coordinatorの[ユーザー定義]画面で定義され、定義割り当てされていることが必要です。
Systemwalker Centric Managerのユーザー情報が、Systemwalker共通ユーザー管理機能を利用して管理されている必要があります。
Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出しを行うイベントの発生元ホストが、該当のユーザーに割り当てられたコンソールに定義されていることが必要です。
Systemwalker Centric Managerのホスト名と、Systemwalker Service Quality CoordinatorのAgent名を一致させてください。
■操作メニューの登録
[Systemwalkerコンソール[監視]]の[操作] - [操作メニューの登録]メニューを選択して[操作メニュー登録]画面を起動し、[指定システム]タブを選択します。
[追加]ボタンをクリックして[指定システム設定(追加)]画面を起動します。
[メニュー項目]に、任意の項目名(例:SQC)を入力します。
[コマンドライン]に、以下の文字列を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
mpbcmcallIE -u "http://<運用管理クライアントのIPアドレス or ホスト名>:<ポート番号>/SSQCS/cgi-bin/Console.cgi?mode=monitor&type=Agent&name=%HOST&monitor=ServerMonitor" -p -h |
[操作メニュー登録]画面で[OK]ボタンをクリックします。監視ウィンドウの再起動を促す画面で[OK]ボタンをクリックしてください。設定を有効にするためは[Systemwalkerコンソール[監視]]を再起動してください。
[操作メニュー登録]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。
■Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出し
[Systemwalkerコンソール[監視]]でノードを選択します。
以下のいずれかを行います。
[操作]メニューの、[ユーザ登録メニュー]のサブメニューとして上記で登録したメニュー(例:SQC)が表示されるのでクリックします。
右クリックして表示される[操作] - [ユーザ登録メニュー]のサブメニューとして上記で登録したメニュー(例:SQC)が表示されるのでクリックします。
Systemwalkerコンソールにログインしているユーザーに定義付けられたコンソール画面で、該当のホストの[ServerMonitor]が表示されます。
注意
Systemwalker Centric Managerにログインしているユーザーが、Systemwalker Service Quality Coordinatorの[ユーザー定義]画面で定義され、定義割り当てされていることが必要です。
Systemwalker Centric Managerのユーザー情報が、Systemwalker共通ユーザー管理機能を利用して管理されている必要があります。
Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出しを行うノードが、該当のユーザーに割り当てられたコンソールに定義されていることが必要です。
Systemwalker Centric Managerのホスト名と、Systemwalker Service Quality CoordinatorのAgent名を一致させてください。