利用状況分析機能では、dbprtコマンドにより、利用状況DBのデータをデータ種別に応じてCSV形式でファイルへ出力することができます。
以下に、dbprtコマンドの使用方法を説明します。
■形式
【Windows版】
dbprt [/f][/h] 対象サーバ 開始日 終了日 データ種別 出力ファイル |
【UNIX版】
dbprt [-f][-h] 対象サーバ 開始日 終了日 データ種別 出力ファイル |
■機能
利用状況DBからデータを取り出し、CSV形式で出力します。
■オプション
【Windows版】
オプション | 意味 |
---|---|
/f | 出力ファイルの上書き確認を抑止します。 /f を付けると、ファイルが既存の場合でも、そのまま強制的に上書きされます。 /fを付けないと、ファイルが既存の場合、実行はキャンセルされます。 |
/h | コマンドヘルプを表示します。詳細は、「■コマンドヘルプ」を参照してください。 |
【UNIX版】
オプション | 意味 |
---|---|
-f | 出力ファイルの上書き確認を抑止します。 -f を付けると、ファイルが既存の場合でも、そのまま強制的に上書きされます。 -fを付けないと、ファイルが既存の場合、実行はキャンセルされます。 |
-h | コマンドヘルプを表示します。詳細は、「■コマンドヘルプ」を参照してください。 |
■オペランド
オペランド | 意味 |
---|---|
対象サーバ | 利用状況DB環境定義ファイルに設定した分析対象サーバのシンボルを指定します。(利用状況DB環境定義ファイルに関しては、「15.2.1 利用状況DB環境定義ファイル」を参照してください。) |
開始日 | 取り出し期間の開始日を指定します。形式は、以下のとおりです。 |
終了日 | 取り出し期間の終了日を指定します。形式は、開始日と同じです。 |
データ種別 | 取り出すデータの種別を指定します。以下のいずれかのデータ種別を指定します。 |
出力ファイル | 取り出したデータを格納するファイルのパスを指定します。 パスの文字列に空白が含まれる場合は、ダブルクォーテーションで囲んで指定します。 |
■終了状態
コマンド実行終了時の戻り値と表示メッセージは以下のとおりです。
終了状態 | 戻り値 | 表示メッセージ |
---|---|---|
正常終了時 | 0 | 出力ファイル名を出力しました |
異常終了時 | >0(以上) | エラーメッセージ |
正常終了時には、出力ファイル名に表示されたファイルが作成されます。
異常終了時には、エラーメッセージが表示され、ファイルは作成されません。
エラーメッセージには各エラーに応じたメッセージが表示されます。詳細は、「17.2 利用状況分析機能」を参照してください。
■実行例
コマンドの実行例は、以下のとおりです。この例では、シンボルが”PUBLIC”の分析対象サーバについて、2001年1月のセッション情報をファイル名が”session-2001-01.csv”のファイルへ出力しています。
【Windows版】
C:\temp> "C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin\dbprt" PUBLIC 20010101 20010131 session session-2001-01.csv C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin\dbprt:session-2001-01.csv へ出力しました。 C:\temp> |
【UNIX版】
# /opt/FJSVssqc/bin/dbprt PUBLIC 20010101 20010131 session session-2001-01.csv /opt/FJSVssqc/bin/dbprt:session-2001-01.csv へ出力しました。 # |
■コマンドヘルプ
dbprtコマンドでは、以下の場合にヘルプメッセージを出力します。
オペランドの指定ミス
オペランド未指定
オペランドに「/h」を指定
ヘルプメッセージの内容は、以下のとおりです。
[環境変数LANGに「ja」が設定されている場合]
【Windows版】
CSV サポートユーティリティは、WWW サービス分析機能のデータベースのデータをデー タ種別に応じて CSV 形式でファイルへ出力します。 dbprt [/h][/f] 対象サーバ 開始日 終了日 データ種別 出力ファイル /h ヘルプを表示します。 /f 出力ファイルの上書き確認を抑止します。 対象サーバ 分析対象サーバのシンボルを指定します。 開始日 取り出し期間の開始日を 20010101 のような形式で指定します。 終了日 取り出し期間の終了日を 20010131 のような形式で指定します。 データ種別 取り出すデータの種別を指定します。 出力ファイル 取り出したデータを格納するファイル名を指定します。 CSV サポートユーティリティを利用するには、あらかじめ、データベース登録エンジン が起動されている必要があります。 |
【UNIX版】
CSV サポートユーティリティは、WWW サービス分析機能のデータベースのデータをデー タ種別に応じて CSV 形式でファイルへ出力します。 dbprt [-h][-f] 対象サーバ 開始日 終了日 データ種別 出力ファイル -h ヘルプを表示します。 -f 出力ファイルの上書き確認を抑止します。 対象サーバ 分析対象サーバのシンボルを指定します。 開始日 取り出し期間の開始日を 20010101 のような形式で指定します。 終了日 取り出し期間の終了日を 20010131 のような形式で指定します。 データ種別 取り出すデータの種別を指定します。 出力ファイル 取り出したデータを格納するファイル名を指定します。 CSV サポートユーティリティを利用するには、あらかじめ、データベース登録エンジン が起動されている必要があります。 |
[環境変数LANGに「ja」が設定されていない場合]
【Windows版】
dbprt outputs data in WWW Service Analyze Function Database to a file formed CSV according to a data kind. dbprt [/f][/h] server start-date end-date data-kind output-file /f Not confirm to overwrite the output file. /h Display help message. server A symbol of the server in database environment definition file. start-date Start date of an output period. Form like 20010101. end-date End date of an output period. Form like 20010131. data-kind A kind of output data. output-file A file name to store the data. Using dbprt, it required to be started the Database Register Engine in advance. |
【UNIX版】
dbprt outputs data in WWW Service Analyze Function Database to a file formed CSV according to a data kind. dbprt [-f][-h] server start-date end-date data-kind output-file -f Not confirm to overwrite the output file. -h Display help message. server A symbol of the server in database environment definition file. start-date Start date of an output period. Form like 20010101. end-date End date of an output period. Form like 20010131. data-kind A kind of output data. output-file A file name to store the data. Using dbprt, it required to be started the Database Register Engine in advance. |