Webサイトの利用状況を分析する場合、Webサーバのログには、メンテナンス用のURL(コンテンツ)などへのアクセスについても記録されているため、メンテナンス用URLへのアクセスを除外して、一般利用者向けコンテンツに着目した利用状況の分析を行いたい場合があります。
ここでは、特定のURLへのアクセスを除外して分析する方法について説明します。
特定のURLへのアクセスを除外して分析することにより、以下のような情報を把握することができ、Webサイトの運用に活用していくことができます。
メンテナンス用URLを除いた一般利用者向けコンテンツのアクセスがどれくらいあるのか
特定のURLを除外して分析するには、以下の環境設定が必要です。
オプション定義ファイルの設定
分析対象から除外したいURLをオプション定義ファイルの特定URL分析除外定義ブロックに定義します。
参照
オプション定義ファイルの格納場所は「15.2.3.1 ファイルの格納場所」を参照してください。
ここでは、Systemwalker Service Quality Coordinatorが被管理サーバ上で処理用に使用しているURLへのアクセスを除外して分析する方法について説明します。
除外対象URL |
---|
/SQC/cgi-bin/dbtrans.cgi |
/SQC/cgi-bin/wmAgtMibGet.cgi |
/SQC/cgi-bin/wslmget.cgi |
上記の場合、オプション定義ファイルの特定URL分析除外定義ブロックの定義は以下のようになります。
[URLExcepted] /SQC/cgi-bin/dbtrans.cgi /SQC/cgi-bin/wmAgtMibGet.cgi /SQC/cgi-bin/wslmget.cgi |
注意
オプション定義ファイルの特定URL分析除外定義ブロックに指定した内容は、次回の利用状況DB登録エンジンの起動時に有効となります。
すでに利用状況DBに登録された情報については有効とはなりませんので注意してください。
参照
設定方法の詳細については、「15.2.3.5 ファイル内部の書式(特定URL分析除外定義ブロック)」を参照してください。
オプション定義ファイルの特定URL分析除外定義ブロックに指定した内容は、利用状況DB登録エンジンの実行時に処理されるため、利用状況分析画面を利用した分析は、本機能を利用しない場合と同じです。
利用状況分析画面での分析では、オプション定義ファイルの特定URL分析除外定義ブロックに指定したURLへのアクセスが除外されて分析されます。
注意
オプション定義ファイルの特定URL分析除外定義ブロックに指定した内容は、すでに利用状況DBに登録された情報については有効となりません。
したがって、定義の設定前を含む期間を選択して分析した場合には、特定URL分析除外定義ブロックで指定したURLへのアクセスも含めて分析されていることに注意してください。