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Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

13.3.3 プロセスインスタンスの作成、中断、ステップ動作

新しいプロセスインスタンスを作成してデバッグを行う場合

  1. [デバッグ]ビューに表示されているプロセス定義を選択し、コンテキストメニューから[ステップ動作でインスタンスを開始]を選択します。

    管理サーバ上で新しいプロセスインスタンスが生成され、[デバッグ]ビュー上に新しいプロセスインスタンスが表示されます。

  2. 表示された新しいプロセスインスタンス下のノードは[中断状態]で中断します。ノードの状態(変数の値等)を確認します。

  3. ステップ実行するノードまたは中断中のスタック(先頭要素)を[デバッグ]ビューでクリックして選択します。

  4. [実行]メニュー>[ステップオーバ]メニューを選択するか、[デバッグ]ビューのツールバー上の[ステップオーバ]ボタンをクリックして、プロセスインスタンスのノードをステップ実行します。

  5. 1つのノードの動作が完了する毎に、次に実行するノードで[中断状態]で中断されますので、以後、ノードの状態確認と[ステップオーバ]を繰り返し選択してプロセス定義をデバッグします。

注意

ステップオーバ操作をしたとき、次に実行するノードの位置で中断します。ORノードのように複数分岐し、次に実行するノードが複数ある場合は、それぞれのノードの位置で中断します。

本バージョンでは、StartおよびExitノードでは中断しません。

注意

再開操作あるいはステップオーバ操作をしたノードがタスクを持つ場合、アイコンがに変化します。この場合は、タスクを完了してください。タスクが完了すると次のノードに遷移します。タスクを完了させる方法は、“実行中のアクティビティのタスクを表示し操作する”を参照してください。

本バージョンでは、Startノードのタスクを有効にしてデバッグすることはできません。プロセス開始直後にタスクを実行したい場合は、Startノードの直後にアクティビティを配置し、そのアクティビティでタスクを実行してください。

プロセスインスタンスを選択してステップ実行することも可能です。中断しているノードが複数存在する場合は、操作するノードをダイアログから選択してステップ実行します。

実行中のプロセスインスタンスのデバッグを行う場合

  1. [デバッグ]ビューに表示されているプロセスインスタンスあるいは配下のノードを選択し、[実行]メニュー>[中断]メニューを選択するか、[デバッグ]ビューのツールバー上の[中断]ボタンをクリックして、プロセスインスタンスのノードを中断させます。

  2. ノードの状態を確認したら、[実行]メニュー>[ステップオーバ]メニューを選択するか、[デバッグ]ビューのツールバー上の[ステップオーバ]ボタンをクリックして、プロセスインスタンスのノードをステップ実行します。

  3. 1つのノードのステップ実行が完了する毎に、次に実行するノードで中断されますので、以後、ノードの状態確認と[ステップオーバ]を繰り返し選択してプロセス定義をデバッグします。

注意

中断操作をしても、即時にノードは中断しません。中断操作時点で実行していたノードの次に実行するノードの位置で中断します。

実行中のノードに対する中断は、中断操作時点でノードが完了している場合は失敗します。確実に実行中であるノードに対して中断操作をしてください。

本バージョンでは、ANDノードに対して中断操作はできません。

実行中のプロセスインスタンスのデバッグを終了し、プロセスインスタンスを強制終了する場合

[デバッグ]ビューに表示されているプロセスインスタンスを選択し、コンテキストメニューから[インスタンスを強制終了]を選択します。
強制終了が成功すると、終了した旨がノード上に表示されます。

正常終了した任意ノードを再実行する場合

実行中のプロセスインスタンスにおいて、正常終了したノード、かつ、下記に示すノード種別を再実行することができます。ノードを再実行するには、[デバッグ]ビューに表示されているプロセスインスタンス配下の正常終了したノードを選択し、コンテキストメニューから[ノードを再実行]を選択します。ノードが再実行され、次に実行するノードの位置で中断します。

注意

  • 正常終了した任意のノードを再実行した場合、ノード遷移が意図したとおりに行われずプロセスインスタンスが正常終了しなくなる可能性があります。プロセスインスタンスが正常終了しない場合は、プロセスインスタンスを強制終了してください。

  • Startノードから中断しているノードに至る経路に存在するノードのいずれかが実行中または中断中の場合、中断しているノードの経路を正しく表示することはできません。

実行中のプロセスインスタンスを切断する場合

[デバッグ]ビューに表示されているプロセスインスタンスを選択し、コンテキストメニューから[切断]を選択します。
切断が成功すると、切断した旨がノード上に表示されます。

終了あるいは切断したプロセスインスタンスを除去する場合

[デバッグ]ビューに表示されている終了あるいは切断したプロセスインスタンスを選択し、コンテキストメニューから[インスタンスを除去]を選択します。
選択したインプロセスインスタンスは[デバッグビュー]から除去されます。

プロセス定義の修正とデバッグ操作について

デバッグ中にデバック対象のプロセス定義を修正した場合は、デバッグの再開が必要となります。デバッグの再開は以下の手順で行います。

  1. デバッグ中のプロセスインスタンスを最後まで実行し終了するか、プロセスインスタンスを強制終了します。

  2. [デバッグ]ビューに表示されているデバックの構成を切断します。

  3. 修正したプロセス定義を管理サーバにアップロードします。

  4. デバックの構成を利用して管理サーバに接続し、新しいプロセス定義を利用してデバッグを再開します。

Webコンソールからのデバッグ操作について

Webコンソールからプロセスインスタンス、ノードおよびタスクに対して以下の操作が可能ですが、Studioからデバッグしている同じプロセスインスタンスおよび配下のノードやタスクに対してWebコンソールから以下の操作を行わないでください。