トリガの使用準備について説明します。
トリガを定義する際、受信するXMLデータをUDAにマッピングします。データマッピングを行うには、受信するXMLデータの形式を記述したXMLスキーマ(*.xsdファイル)を用意し、HTTPアクセス可能な場所にXMLスキーマファイルを格納しておく必要があります。これにより、XMLファイルのエレメントがSystemwalker Runbook Automation Studioのドロップダウンリストに表示されるため、UDAに簡単にマッピングできます。
トリガを使用できるように準備する方法について説明します。
受信するデータの形式を記述したXMLスキーマを用意します。
XMLスキーマを作成します。
作成したXMLスキーマを、Systemwalker Runbook Automation StudioからアクセスできるWebサーバに保存します。
XMLスキーマのURLを確認します。
たとえば、WebサーバのルートディレクトリにXMLスキーマを保存した場合、URLは以下のようになります。
http://<サーバ名>/<xmlスキーマ名>
XMLデータを適切にマッピングするには、エレメント名、データ型、および受信するXMLファイルで使用されるエレメントの内容を把握しておく必要があります。
以下の表は、注文書をXMLファイルで受信した場合の例です。
エレメント名 | XSDデータ型 | エレメントの内容 |
---|---|---|
orderperson | string | 注文を受ける人の名前 |
name、address、city、state、zip | string | 注文をする人の名前や住所など |
title、note | string | 注文される品目 |
quantity | positiveInteger | 注文される品目の数量 |
price | decimal | 注文される品目の価格 |
管理サーバでプロセスインスタンスを開始する前に、受信するファイルが監視されるようにファイルリスナが設定されていることを確認します。ファイルリスナの設定方法については、“11.13 ファイルリスナの定義”を参照してください。