プロセス開始トリガは、外部システムから送られてくるデータに応じて、プロセスインスタンスを開始します。
プロセス開始トリガを定義する方法について説明します。
トリガに必要なUDAをプロセス定義に追加します。
[プロパティ]ビューを表示するために、プロセス定義エディタ内の空のスペースをクリックします。
[トリガ]タブを選択します。
[追加]をクリックします。
デフォルト名で新しいトリガが追加されます。
[トリガの詳細]領域の[一般]サブタブで、トリガ名を変更します。
オプション: トリガの説明を[一般]サブタブに入力することもできます。
[イベント]サブタブを選択します。
受信するデータの形式を記述したXMLスキーマURLを[XMLスキーマ]フィールドに入力します。[取得]をクリックしてXMLスキーマを読み込みます。
[XMLスキーマ]フィールドに、XMLスキーマが読み込まれたことを示すアイコンが表示されます。
特定の条件に一致したときだけプロセスインスタンスを開始する場合は、それらの条件を定義するJavaScript式を[イベントフィルタ]フィールドに指定します。
JavaScript式については、“11.14 JavaScript式の定義”を参照してください。
以下のJavaScript式の例では、品目の価格が2,000円を超えた場合にだけプロセスインスタンスを開始します。
Packages.java.lang.Float.parseFloat(eventData.getXMLData("/shiporder/item/price/text()")) > 2000
図11.39 イベントフィルタの指定
[データマッピング]サブタブを選択します。受信するXMLファイルのエレメントをUDAにマッピングします。次の方法で、エレメントをマッピングします。
[追加]をクリックします。
[イベントエレメント]リストからXMLエレメントを1つ選択します。
XMLエレメントをマッピングするUDAを[変数]リストから選択します。
注意
トリガには柔軟性があるため、外部データが数値だけで構成される場合には、外部データの文字列をINTEGER型のUDAにマッピングできます。
[変数のXPath]リストで、選択したUDAのXPathを選択します。
[変数]リストからXML型のUDAを選択した場合のみ、Xpathフィールドはアクティブになります。
図11.40 データマッピングの定義
マッピングを削除する場合、マッピングを選択して[削除]をクリックします。
データのマッピングが完了したら、[一般]サブタブを選択します。[有効化する]チェックボックスをオンにして、トリガを有効にします。