XML型のUDAに新しいXML要素を設定できます。[XML UDAに要素を設定]Java Actionを使用します。このJava Actionは、プロセス定義とすべてのノードに割り当てることができます。
前提条件は以下です。
置き換え対象の既存の要素を持つXML型のUDAが、プロセス定義に含まれている。
注意
[XML UDAに要素を追加]Java Actionとは異なり、[XML UDAに要素を設定]Java Actionは、既存の構造を上書きします。
XML型のUDAの要素を設定するには、以下の手順に従います。
[プロパティ]ビューを表示するために、プロセス定義エディタ内の空のスペースをクリック、または、Java Actionを設定するノードを選択します。
[アクションセット]タブを選択します。Java Actionを追加する場所に対応する[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。
[XMLアクション]を展開し、[XML UDAに要素を設定]をダブルクリックします。[XML UDAに要素を設定]ダイアログが表示されます。プロセス定義またはノードに対して定義されている最初のXML型UDA(この例では、UDA CustomerName)の名前が自動的に表示され、デフォルトの説明が示されます。
図11.27 [XML UDAに要素を設定]ダイアログの表示
オプション: [アクション名]フィールドに名前を入力し、[ノート]フィールドでメモを編集します。
[ターゲットUDA]ドロップダウンリストから、新しいXML要素を設定するUDAを選択します。[ターゲットUDA]ドロップダウンリストには、XML型のUDAのみが表示されます。
[XPath]ドロップダウンリストに、[ターゲットUDA]ドロップダウンリストで選択されたUDAのすべてのXPathを表示します。
[XPath]ドロップダウンリストから、ターゲットUDAのXPathを選択します。XPath式は、新しいXML要素が格納されるUDAの場所を示します。
オプション: XPathを編集する場合は、[編集]ボタンをクリックします。[XPath エディタ]ダイアログが表示され、XPathを編集できます。
注意
[XPath]コンボボックスに、編集されたXPathが表示されます。
注意
[XPath]ドロップダウンリストには、選択されたXMLタイプのユーザ定義属性に関連するXPathのリストが表示されます。 選択されたユーザ定義属性でXMLスキーマが定義されている時、このXMLスキーマで使用できるXPathのリストを表示します。 選択されたユーザ定義属性でXML(初期)値が定義されている場合は、このXML(初期)値で使用できるXPathのリストを表示します。 両方定義されている場合は、XMLスキーマで使用できるXPathのリストを表示します。
注意
XPath エディタはXPathの構文のチェックを行うのみです。編集されたXPathが存在するかどうかチェックしません。
[値]フィールドで、XML要素の値を指定します。
UDA値を入力するときは、UDAにXML文字列を割り当てる場合と同じタグを使用します。詳細については、“11.3.3 XML文字列のユーザ定義属性への割り当て”を参照してください。以下の例は、以前に追加したcustomer要素を置き換える[アクション編集]ダイアログを示しています(詳細については、“11.3.1 XMLでの要素の追加”を参照)。
図11.28 XMLでの要素の設定
[OK]をクリックし、[アクション編集]ダイアログを終了します。ダイアログを終了すると、Systemwalker Runbook Automation Studioにより、入力された値が整形式のXMLであるかどうかが自動的にチェックされます。整形式でない場合は、警告メッセージが表示されます。
注意
補償アクションを使用してこのアクションを補償する必要はありません。このアクションによって実行された変更は、Systemwalker Runbook Automation内に限定されており、プロセスインスタンスがエラー状態になった後ロールバックされるからです。補償アクションの詳細については、“11.1.7 Java Actionのエラー処理”を参照してください。