以下のJava Actionセットが区別されます。
初期化アクションと所有者アクションは、プロセスの初期化時に実行されます。これらのJava Actionは、最初のアクティビティが実行される前にユーザ定義属性データを初期化します。
完了アクションは、プロセスの完了時に実行されます。これらのアクションを使用して、プロセスインスタンス全体のデータをクリーンアップまたは分析できます。
開始アクションは、アクティビティが開始される前に評価されます。したがって、このJava Actionを使用すると、特定のノードが実行される前に、そのノードに関連付けられている値を設定または初期化できます。
終了アクションは、ノードでの作業が終了し、プロセスインスタンスが別のノードに移動する前に実行されます。したがって、このJava Actionを使用すると、目的の作業が終了した後で、そのノードに関連付けられている値をクリーンアップまたは分析できます。
ロールアクションは、ロールが解決された後、タスクが割り当てられる前に評価されます。したがって、このJava Actionを使用すると、ロールに関連付けられているタスクの担当者のリストを動的に計算できます。
タイマーアクションは、タイマーの日時や期限に到達したときに実行されます。
エラーアクションを使用すると、プロセスの実行中に特定のエラー状態を処理できます。エラーアクションは、プロセス定義全体、個別のノード、および他のJava Action(別のJava Actionの実行中に発生したエラーに対応する場合)に対して定義できます。
補償アクションは、Systemwalker Runbook Automation以外のシステム(外部データベースなど)にアクセスする別のJava Actionに対して定義できます。補償アクションは、トランザクションのクリーンアップおよびロールバック(外部データベースに新しく追加された行を削除する場合など)を行い、トランザクションに参加している全システムを一貫した状態に保つために役立ちます。
管理者がプロセスインスタンスの処理を中止、一時停止、または再開するコマンドを発行したときに、特別なタイプのアクションを直ちに活性化することができます。このようなアクションは、以下のいずれかのアクションセットに属します。
一時停止時アクション
再開時アクション
中止時アクション
これらのアクションは、プロセスインスタンスの状態が変更される前に実行されます。これらのアクションは、プロセス定義内の個別ノードまたはプロセス定義全体に対する個別のアクティビティについて定義できます。