運用操作部品の結果やフィルター出力に任意のテキストまたは、変数の内容を付加します。
運用操作部品の実行結果やフィルター出力に付加するテキストを入力します。[テキスト]フィールドはフィルターの実行時に変数(UDA)の値や前の運用操作部品の実行結果を埋め込むことができます。値を埋め込む方法は以下のとおりです。
“@{uda:変数名}”と指定することで、変数(UDA)の値をフィルターの実行時に埋め込むことができます。また、[変数の参照]ボタンをクリックし、[変数の参照]ダイアログから変数を選択することでも、変数(UDA)の値を埋め込むことができます。
値を埋め込むことができる変数(UDA)のタイプは、STRING/INTEGER/BOOLEAN/DATE/XMLです。変数(UDA)のタイプがINTEGER/BOOLEAN/DATEの場合、それぞれのタイプに沿った文字列が付加されます。たとえば、BOOLEAN型の変数(UDA)が指定された場合、“true” または “false” という文字列が付加されます。
“@{:ノード名:実行結果}”と指定することで、前の運用操作部品の実行結果をフィルターの実行時に埋め込むことができます。また、[実行結果の参照]ボタンをクリックし、[実行結果の参照]ダイアログから実行結果を選択することでも、前の運用操作部品の実行結果を埋め込むことができます。
[テキスト]フィールドが空の場合、フィルターの実行はエラーとなります。
入力可能な最大文字数は512文字です。
フィルター入力の全体に対してこのフィルターを適用する場合は、[全体に適用する]を選択します。行単位にこのフィルターを適用する場合は、[行単位に適用する]を選択します。
デフォルトは、[全体に適用する]です。
先頭にテキスト、または、変数(UDA)や実行結果の値を付加する場合は、[先頭に追加する]を選択します。末尾に付加する場合は、[末尾に追加する]を選択します。
デフォルトは、[末尾に追加する]です。
注意
フィルターのテストにおける注意点
[テキスト]フィールドに、“@{uda:変数名}”が指定されている場合
[テスト変数の設定]ダイアログ(*1)で該当する変数に値が設定されている場合、その値がテストで使用されます。
[テスト変数の設定]ダイアログ(*1)で該当する変数に値が設定されていない場合、変数の値には “@{uda:変数名}” という文字列が設定されているものとしてテストが実行されます。
[テキスト]フィールドに、“@{:ノード名:実行結果}”が指定されている場合
[テスト変数の設定]ダイアログ(*1)で該当する実行結果に値が設定されている場合、その値がテストで使用されます。
[テスト変数の設定]ダイアログ(*1)で該当する実行結果に値が設定されていない場合、実行結果の値には “@{:ノード名:実行結果}” という文字列が設定されているものとしてテストが実行されます。
管理サーバ上でのフィルター実行時は、それぞれの変数(UDA)や実行結果に格納されている値で置き換えられます。
*1: [テスト変数の設定]ダイアログについては、“6.3.2 フィルターのテスト”を参照してください。
図6.4 [変数の参照]ダイアログ
[変数]リストには選択可能な変数(UDA)の一覧が表示されます。
変数(UDA)を選択し、[OK]ボタンをクリックすると、“@{uda:変数名}”という文字列がカーソル位置に挿入されます。
変数(UDA)の名前でリストをソートするには、[名前]カラムをクリックします。タイプでソートするには、[タイプ]カラムをクリックします。[名前]または[タイプ]カラムはクリックする度に昇順と降順が切り替わります。デフォルトは昇順です。
[変数]リストには名前の先頭が2つのアンダースコアで始まる変数(システム定義変数)は表示されません。
図6.5 [実行結果の参照]ダイアログ
[ノード名]コンボボックスには選択可能なノード(運用操作部品ノード)の一覧が表示されます。
ノード名を選択すると、[実行結果]リストにはノードの実行結果の一覧が表示されます。
実行結果を選択し、[OK]ボタンをクリックすると、“@{:ノード名:実行結果}”という文字列がカーソル位置に挿入されます。
入力: | 192.168.1.10[改行] |
テキスト: | ping[半角空白] |
適用方法: | 全体に適用する |
配置: | 先頭に追加する |
出力: | ping 192.168.1.10[改行] |
入力: | 192.168.1.10[改行] |
テキスト: | ping[半角空白] |
適用方法: | 行単位に適用する |
配置: | 先頭に追加する |
出力: | ping 192.168.1.10[改行] |