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Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

6.1.3 表形式で値を指定する

「メールを送信」部品の入力情報(toaddress)や、「REST型の通信」部品の入力情報(param)など、区切り文字を使って入力する値を表形式で指定することができます。

[種別]コンボボックスから“値 (fixed)”を選択すると、表形式の入力フィールドが表示されます

表形式による入力をサポートしていない入力情報の場合、従来どおりのテキストフィールド(単一行、または複数行)が表示されます。

リストに新しい項目を追加するには、[追加]ボタンをクリックします。リストの末尾に初期値(この例では、“user@example.com”)を持つ新しい項目が追加されます。リストから項目を削除するには、[削除]ボタンをクリックします。リストの項目をひとつ前に移動するには、[上へ]ボタンをクリックします。リストの項目をひとつ後ろに移動するには、[下へ]ボタンをクリックします。

データを一括して入力するには、[一括編集]ボタンをクリックします。[一括編集]ダイアログでは、従来どおりセミコロン区切りでメールアドレスを入力することができます。また、CSV形式のファイルから一括して値を読み込むこともできます。

値を編集するには、リスト項目のセルをシングルクリックします。または、リスト項目を選択し、[F2]キーを押下します。([F2]キーを押下すると、選択項目の左端のセルが編集状態になります)

編集内容を確定するには、[Enter]キーを押下します。編集内容をキャンセルするには、[ESC]キーを押下します。

リスト項目が編集状態のときに、[Tab]キーを押下すると隣(右)のセルが編集状態に変わります。最後(右端)のセルが編集状態のときに[Tab]キーを押下すると、先頭(左端)のセルが編集状態に変わります。

[↑]キーを押下すると、ひとつ前のセルが編集状態に変わります。[↓]キーを押下すると、ひとつ後ろのセルが編集状態に変わります。

空値のデータを含んでいる項目が存在する場合、項目の先頭に警告アイコンが表示されます。また、エラーメッセージがステータスバー(Studio下部)の左端に表示されます。

図6.3 [一括編集]ダイアログ

[ファイル読込み]ボタンをクリックすると、[ファイル選択]ダイアログが表示されます。

[ファイル選択]ダイアログで選択した、CSV形式のファイルから一括して値を読み込むことができます。

[ファイル読込み]を行うと、[値]フィールドに設定されている内容は読み込んだ値で上書きされます。

ポイント

読み込むことが可能なCSV形式ファイルの仕様を以下に示します。

  • 項目ごとに改行で区切ります。

  • 1つの項目に2つ以上のデータが入力できるパラメーターの場合、カンマ(,)でデータを区切ります。

  • データにカンマ(,)およびダブルクォーテーション(")を含める場合は、カラムに指定するデータの全体をダブルクォーテーション(")で囲みます。また、データ内にダブルクォーテーション(")を含める場合は、ダブルクォーテーション(")を連続して2回記述します。ダブルクォーテーション(")を連続して2回記述することで、1つのダブルクォーテーション(")を表現します。

[変数の参照]ボタンをクリックすると、[変数の参照]ダイアログが表示されます。[実行結果の参照]ボタンをクリックすると、[実行結果の参照]ダイアログが表示されます。

[変数の参照]ダイアログ、および[実行結果の参照]ダイアログの使用方法は、“6.1.1 入力情報の定義”を参照してください。

表形式によるデータ入力は、以下の運用操作部品のパラメーターで使用できます。

運用操作部品名

パラメーター名

REST型の通信

param

メールを送信

toaddress、ccaddress、filename

SNMPで値を取得

oid

SNMPで値を設定

oid、value、type

SNMPトラップを送信

oid、value、type

Webサービスを実行

parametername、parametervalue、returnpropname

サービスの起動確認

service

サーバを起動

hostname、ipmiipaddress、ipmiusername、ipmipassword

サーバを停止

hostname、ipmiipaddress、ipmiusername、ipmipassword

OSを停止

hostname、ostype、username、password、execusername

OSを再起動

hostname、ostype、username、password、execusername

仮想サーバを起動

servername

仮想サーバを停止

servername

仮想サーバを再起動

servername

仮想サーバを構築

network、serveripaddress

サーバの正常稼働確認

service、port

サーバの監視抑止を設定

deterrenceipaddress、deterrencehostname

パフォーマンスカウンタを取得

perfcounterpath

ノードの稼働状態確認

hostname

ポートの接続確認

port

OSのネットワーク設定

dns、wins

OSの修正パッチ適用

mod_patchfilename、wsus_patchno

[一括編集]ダイアログで読み込み可能なファイルの書式について

【例1】各項目に入力するデータが1つの場合

運用操作部品名:

サービスの起動確認

パラメーター名:

service

読み込みファイル:

service1[改行]

service2[改行]

service3[改行]

service4[改行]

【例2】各項目に入力するデータが2つの場合

運用操作部品名:

REST型の通信

パラメーター名:

param

読み込みファイル:

param1,value1[改行]

param2,value2[改行]

param3,value3[改行]

param4,value4[改行]