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Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド
Systemwalker

3.1.9 構成情報を自動収集するための設定

構成情報を自動収集する場合は、管理サーバで以下の設定を行ってください。

ITリソース情報を収集する場合は、前もって業務サーバでの設定を行ってください。

詳細は、“3.4 業務サーバのセットアップ”を参照してください。


IPv6アドレスを持つノードを検出する場合は、ネットワーク設定で、参照するDNSサーバを指定してください。また、DNSサーバで、管理サーバのIPv6アドレスからドメイン名に変換できるように逆引き設定を実施し、検出するノードのIPv6アドレスをDNSサーバに登録してください。

なお、DNSサーバへ登録する管理サーバのホスト名は、hostnameやuname -nコマンドで確認できるホスト名と同一にしてください。

また、hostsファイルには自ホスト名(hostnameやuname -nコマンドで確認できるホスト名)とIPv4アドレスが対応するように記載してください。hostsファイルへの記載方法については、“2.1.3 hostsファイルの設定の確認”を参照してください。

実行に必要な権限

Windows

Linux

3.1.9.1 設定手順(ITリソース情報を収集する場合)

Windows

  1. Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop

  2. ITリソース情報収集定義ファイルを修正します。

    管理サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、ITリソース情報収集定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.9.4 ITリソース情報収集定義ファイルの修正方法”を参照してください。

  3. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    "%SWCMDB_INSTALL_PATH%\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat" -k AGT_INV

  4. 構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。

    セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。

    午前4時30分

    “Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。

    なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。

    AGT_INV 30 4 * * *
  5. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_start

  6. 以下のコマンドを実行してITリソース情報の自動収集を実施してください。本操作により、ネットワークに接続されたノードが自動検出され、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。

    "%SWCMDB_INSTALL_PATH%\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe" -q type=AGT_INV

  7. 業務サーバの認証情報を登録します。

    業務サーバ用のエージェントパッケージがインストールされていない業務サーバから、論理サーバ情報、ハードウェア情報、インストールソフトウェア情報などのITリソース情報を収集するためには、SSHで接続するための認証情報をCMDBに登録する必要があります。

    3.1.9.6 認証情報の登録(ITリソース情報を収集する場合)”を参照し登録してください。

    ポイント

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。

    • FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'

    • FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'

Linux

  1. Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop

  2. ITリソース情報収集定義ファイルを修正します。

    管理サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、ITリソース情報収集定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.9.4 ITリソース情報収集定義ファイルの修正方法”を参照してください。

  3. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    /opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_INV

  4. 構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。

    セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。

    午前4時30分

    “Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。

    なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。

    AGT_INV 30 4 * * *
  5. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start

  6. 以下のコマンドを実行してITリソース情報の自動収集を実施してください。本操作により、ネットワークに接続されたノードが自動検出され、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。

    /opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrefresh.sh -q type=AGT_INV

  7. 業務サーバの認証情報を登録します。

    業務サーバ用のエージェントパッケージがインストールされていない業務サーバから、論理サーバ情報、ハードウェア情報、インストールソフトウェア情報などのITリソース情報を収集するためには、SSHで接続するための認証情報をCMDBに登録する必要があります。

    3.1.9.6 認証情報の登録(ITリソース情報を収集する場合)”を参照し登録してください。

    ポイント

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。

    - FCMDB: INFO: [10004] Update check processing has started. 'Agent service name'

    - FCMDB: INFO: [10005] Update check processing has completed. 'Agent service name'

3.1.9.2 設定手順(ノード情報のみ収集する場合)

Windows

  1. Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop

  2. エージェント連携定義ファイルを修正します。

    管理サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.9.5 エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。

  3. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    "%SWCMDB_INSTALL_PATH%\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat" -k AGT_ADSC

  4. 構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。

    セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。

    午前4時45分

    “Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。

    なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。

    AGT_ADSC 45 4 * * *
  5. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_start

  6. 以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。

    "%SWCMDB_INSTALL_PATH%\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe" -q type=AGT_ADSC

    ポイント

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。

    • FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'

    • FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'

Linux

  1. Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop

  2. エージェント連携定義ファイルを修正します。

    管理サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.9.5 エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。

  3. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    /opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_ADSC

  4. 構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。

    セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。

    午前4時45分

    “Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。

    なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。

    AGT_ADSC 45 4 * * *
  5. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start

  6. 以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。

    /opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrefresh.sh -q type=AGT_ADSC

    ポイント

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。

3.1.9.3 設定手順(運用操作部品「論理ノードを登録」を利用する場合)

運用操作部品「論理ノードを登録」を利用する場合は、本設定を行ってください。また、運用操作部品「論理ノードを登録」を利用している仮想環境向け運用テンプレートの、“システムを配備してCMDBに登録する”または、“システムを変更してCMDBに登録する”テンプレートを利用する場合は、本設定を必ず行ってください。

「論理ノードを登録」運用操作部品については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を、“システムを配備してCMDBに登録する”または、“システムを変更してCMDBに登録する”テンプレートについては、“Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド”を参照してください。

Windows

  1. Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop
  2. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    "%SWCMDB_INSTALL_PATH%\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat" -k AGT_INVIP
  3. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_start
  4. 業務サーバの認証情報を登録します。

    業務サーバ用のエージェントパッケージがインストールされていない業務サーバから、論理サーバ情報、ハードウェア情報、インストールソフトウェア情報などのITリソース情報を収集するためには、SSHで接続するための認証情報をCMDBに登録する必要があります。

    3.1.9.6 認証情報の登録(ITリソース情報を収集する場合)”を参照し登録してください。

Linux

  1. Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop
  2. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    /opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_INVIP
  3. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start
  4. 業務サーバの認証情報を登録します。

    業務サーバ用のエージェントパッケージがインストールされていない業務サーバから、論理サーバ情報、ハードウェア情報、インストールソフトウェア情報などのITリソース情報を収集するためには、SSHで接続するための認証情報をCMDBに登録する必要があります。

    3.1.9.6 認証情報の登録(ITリソース情報を収集する場合)”を参照し登録してください。

3.1.9.4 ITリソース情報収集定義ファイルの修正方法

以下の手順でITリソース情報収集定義ファイルを編集し、ITリソース情報を収集するサブネットを指定します。

  1. ITリソース情報収集定義ファイル

    Windows

    • 管理サーバの場合

    •   [CMDBマネージャのデータベース格納先]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdr_inv.properties

    • 中継サーバの場合

    •   [エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdr_inv.properties

    Linux

    /opt/FJSVcmdba/etc/mdr_inv.properties

  2. “mdr_inv.properties”を、エディタを使用して編集します。

    エントリ

    説明

    [グループ名].mdbad.inventory.network.address

    サブネットアドレスを指定します。

    複数のサブネットを指定する場合は、“,(カンマ)”で区切って指定します。

    管理サーバ、または中継サーバが所属するサブネットからのみノード検出する場合は、本項目は省略できます。
    本項目を省略すると、管理サーバまたは中継サーバが所属するIPv4のサブネットからノード検出します。

    本項目にサブネットアドレスが指定された場合は、指定されたサブネットに所属するノードを検出します。

    IPv4形式とIPv6形式を同時に指定できません。グループを分けてください。

    [グループ名].mdbad.inventory.network.subnetmask

    サブネットマスクを指定します。

    IPv6環境の場合は、サブネットプレフィックスの長さを指定します。

    [グループ名].mdbad.inventory.snmp.community

    SNMPのコミュニティ名(public)を指定します。

    [グループ名].mdbad.inventory.node.discovery.ignore

    ノード検出の実施有無を指定します。

    本パラメーターに“true”が設定されている場合、エージェントのスケジュール機能により、定時の情報収集が実行されるとき、ノード検出を実施せず、検出済みのノードに対してITリソース情報収集のみ実行されます。

    なお、cmdbrefreshコマンドを使用してITリソース情報収集を実施する場合は、本パラメーターに“true”が設定されていても、ノード検出を実施します。

    複数のサブネットをグループに分けてITリソース情報を収集する場合は、各パラメーターの先頭にグループ名を設定してください。

    大規模システムにおいて、サブネットを複数のグループに分けて、順次ITリソース情報を収集することができます。複数グループに分ける場合は、グループ名を変更して、グループごとに4つのパラメーターを複数記載してください。

    IPv4環境、IPv6環境の両方のITリソース情報を収集する場合は、グループを分けてください。

    グループ名は、構成情報収集スケジュール定義ファイルで、構成情報を収集するエージェントの動作スケジュールを指定する際、エージェント種別が“AGT_INV”の場合の<parameter>に指定することで、グループ単位で指定した日時に情報収集することができます。

      

    以下に、ITリソース情報収集定義ファイル(mdr_inv.properties)の例を示します。

    # default
    mdbad.inventory.network.address=
    mdbad.inventory.network.subnetmask=255.255.255.0
    mdbad.inventory.snmp.community=public
    mdbad.inventory.node.discovery.ignore=true

    # group1
    group1.mdbad.inventory.network.address= 192.0.2.0
    group1.mdbad.inventory.network.subnetmask=255.255.255.0
    group1.mdbad.inventory.snmp.community=public
    group1.mdbad.inventory.node.discovery.ignore=true

    # group2
    group2.mdbad.inventory.network.address= 198.51.100.0
    group2.mdbad.inventory.network.subnetmask=255.255.255.0
    group2.mdbad.inventory.snmp.community=public
    group2.mdbad.inventory.node.discovery.ignore=true

    # group3
    group3.mdbad.inventory.network.address= 203.0.113.0
    group3.mdbad.inventory.network.subnetmask=255.255.255.0
    group3.mdbad.inventory.snmp.community=public
    group3.mdbad.inventory.node.discovery.ignore=true

    # group4
    group4.mdbad.inventory.network.address=2001:db8:0:100::
    group4.mdbad.inventory.network.subnetmask=64
    group4.mdbad.inventory.snmp.community=public
    group4.mdbad.inventory.node.discovery.ignore=true

3.1.9.5 エージェント連携定義ファイルの修正方法

以下の手順でエージェント連携定義ファイルを編集し、ノード検出するサブネットを指定します。

  1. エージェント連携定義ファイルのテンプレートを同じフォルダにコピーし、リネームします。

    コピー元

    【Windows】

    • 管理サーバの場合

      [CMDBマネージャのデータベース格納先]\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user.template

    • 中継サーバの場合

      [エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user.template

    【Linux】

    /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user.template

    コピー先

    【Windows】

    • 管理サーバの場合

      [CMDBマネージャのデータベース格納先]\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user

    • 中継サーバの場合

      [エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user

    【Linux】

    /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user

  2. 手順1で作成したファイル(mdrdb.user)を、エディタを使用して以下のように修正します。

    エントリ

    説明

    mdbad.autodiscovery.network.address

    ネットワーク上のノードを自動検出するサブネットアドレスを指定します。

    複数のサブネットを指定する場合は、“,”(カンマ)で区切って指定します。

    管理サーバ、または中継サーバが所属するサブネットからのみノード検出する場合は、本項目は省略できます。
    本項目を省略すると、管理サーバまたは中継サーバが所属するIPv4のサブネットからノード検出します。

    本項目にサブネットアドレスが指定された場合は、指定されたサブネットに所属するノードのみ検出します。
    そのため、管理サーバ、または中継サーバが所属するサブネット、およびそれ以外のサブネットからノード検出する場合は、管理サーバまたは中継サーバが所属するサブネットアドレスを含めて、ノード検出するサブネットアドレスをすべて記載してください。

    IPv4形式とIPv6形式を同時に指定できません。

    mdbad.autodiscovery.network.subnetmask

    サブネットマスクを指定します。

    IPv6環境の場合は、サブネットプレフィックスの長さを指定します。

    mdbad.autodiscovery.snmp.community

    SNMPのコミュニティ名を指定します。

    以下に、エージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)の例を示します。

    IPv4環境の場合

    # Subnet address where node is retrieved
    mdbad.autodiscovery.network.address= 192.0.2.0,198.51.100.0

    # Subnet mask for node retrieval
    mdbad.autodiscovery.network.subnetmask=255.255.255.0

    # Community name of SNMP
    mdbad.autodiscovery.snmp.community=public

    IPv6環境の場合

    # Subnet address where node is retrieved
    mdbad.autodiscovery.network.address= 2001:db8:0:100::

    # Subnet mask for node retrieval
    mdbad.autodiscovery.network.subnetmask=64

    # Community name of SNMP
    mdbad.autodiscovery.snmp.community=public

3.1.9.6 認証情報の登録(ITリソース情報を収集する場合)

セットアップ実施後にcmdbrefreshコマンドを実行することで、CMDBにノード一覧が登録されます。ITリソース情報を収集するためには、SSH接続のための認証情報(ユーザーIDとパスワード)とマシンの機種情報を登録する必要があります。

認証情報およびマシンの機種情報が登録されていないまたは誤りがある場合は、ITリソース情報を収集することができませんので注意してください。

なお、初回のディスカバリ実施時に、ノードが未起動であった場合、ノードを起動後、再度cmdbrefreshコマンドを実行することで、初回に検出できなかったノードをCMDBに追加することができます。

認証情報の登録手順を以下に示します。

  1. 認証情報が記述された定義ファイル(CSV形式)を作成します。

    “Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を参照して、認証情報、

    マシンの機種情報および必要な情報が記述された定義ファイル(CSV形式)を作成してください。

  2. 以下のコマンドを実行し、認証情報をCMDBに登録します。

    【Windows】

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_uaimport -f ファイル名.csv

    【Linux】

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_uaimport -f 出力ファイル名.csv

ポイント

ITリソース情報の収集契機

ITリソース情報収集は、管理サーバ(および中継サーバ)での定時ディスカバリを契機に動作します。定時ディスカバリは、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”で動作する日時を指定できます。

また、cmdbrefreshコマンドを実行することにより任意で情報収集することができます。