イベントの発生時にbindメソッドで登録したコールバック関数に渡されるオブジェクトです。
イベントの発生タイミングについてはbindメソッドの説明を参照してください。
■loadイベント、clickイベント、changeイベント
渡されるオブジェクトはfieldオブジェクトを拡張したオブジェクトになります。また、スタイルごとに渡される内容は異なります。
●スタイル共通
メンバ変数 | 説明 |
---|---|
dspemu | ユーザがインスタンスを生成したWsmgrDspemuオブジェクト |
●assistスタイル
メンバ変数 | 説明 |
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data | フィールドの入力値 |
changeイベントに登録したコールバック関数で入力候補として表示する文字列を制御します。入力候補として表示する文字列は、コールバック関数の戻り値に配列として指定してください。
入力候補のサンプルは、「23.1.2 クライアントスクリプトのサンプル」の「■入力候補の表示」を参照してください。
clickイベントで登録したコールバック関数には、以下のメンバ変数が渡されます。
メンバ変数 | 説明 |
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data | 入力候補リスト(changeイベントに登録したコールバック関数の戻り値で指定された配列)から選択した文字列 |
index | 入力候補リストから、ユーザが選択した位置(0~) |
clickイベントに登録したコールバック関数で、フィールドに入力する文字列を制御します。
フィールドに入力する文字列をコールバック関数の戻り値に指定してください。
●selectスタイル
メンバ変数 | 説明 |
---|---|
data | bindメソッドの第三パラメータに指定した値 |
loadイベントに登録したコールバック関数でリストボックスに表示する文字列を初期化します。
リストボックスに表示する文字列は、以下の形式でコールバック関数の戻り値に指定してください。
形式 | 説明 |
---|---|
配列 | リストボックスの表示、入力値に同一データを指定します。 例) 表示、入力値共に以下の配列で指定した値を指定 |
二次元配列 | リストボックスの表示、値に別の値を指定します。 例)入力値、表示値に別の値を指定 |
オブジェクト | リストボックスの表示、入力値と初期選択位置を指定します。戻り値のオブジェクトに、以下のメンバ変数を指定してください。 例) 初期選択位置を指定 |
リストボックスのサンプルは、「23.1.2 クライアントスクリプトのサンプル」の「■リストボックスの表示」を参照してください。
参考
changeイベントで、リストボックスのデータを取得する例を記載します。
●JavaScriptを用いて記述した例
field.bind("change", function (e) { var element = e.getHtmlElement(); // HTMLエレメントの取得 var text = element[element.selectedIndex].text; // 選択されている表示文字列を取得 var val = element[element.selectedIndex].value; // 選択されている入力値を取得 });
●calendarスタイル
メンバ変数 | 説明 |
---|---|
value | カレンダーで選択した日付を格納 |
data | bindメソッドの第三パラメータに指定した値 |
ポイント
コールバック関数の戻り値を設定することでカレンダーの表示状態を操作できます。
戻り値 | 説明 |
---|---|
true | 表示中のカレンダーを閉じる |
false | 表示中のカレンダーを閉じない |
●check、radioスタイル
メンバ変数 | 説明 |
---|---|
checked | スタイルの状態を格納 選択状態:true |
data | bindメソッドの第三パラメータに指定した値 |
●button、linkスタイル
メンバ変数 | 説明 |
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data | bindメソッドの第三パラメータに指定した値 |