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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L20

20.1.8 WSMGR V4.1/7.1/V7.2 ConnectX OLEオートメーションとの互換点・相違点

OLEオートメーションはWSMGR V4.1/7.1/V7.2 ConnectX OLEオートメーションと互換性の高いインタフェースであるため、WSMGR V4.1/7.1/V7.2用に作成されたアプリケーションを簡単な変更で利用することが可能です。
一部のメソッド、プロパティに相違がありますのでWSMGR V4.1/7.1/V7.2用のアプリケーションをWSMGR for Web V7.2用に移植する際は本項を参考にしてください。
WSMGR for Webで新規に追加・変更されたメソッド、プロパティには「20.2 OLEオートメーション リファレンス」中のメソッド・プロパティに(*)がついていますのであわせて参考にしてください。


WSMGR V4.1/7.1/V7.2 ConnectX OLEオートメーションとのメソッド相違表

【○:サポート ×:未サポート】

機能名称

メソッド

WSMGR V4.1/7.1/V7.2

WSMGR for Web V7.2

エミュレータ起動

Open(*)

×

エミュレータ終了

Close(*)

×

ホスト接続

Open

×

ホスト切断

Close

×

ホスト接続

Connect(*)

×

ホスト切断

Disconnect(*)

×

LU切り替え

ChangeActiveLu(*)

×

通信状態の待機

WaitStatus

ウィンドウ表示状態変更

ShowWindow

ウィンドウ移動

MoveWindow

ウィンドウサイズ変更

ResizeWindow

カーソル位置指定

SetCursorPos

キー入力

SendKeys

複写

GetScreen

クリップボードへの複写

CopyScreen

貼り付け

PutScreen

クリップボードからの貼り付け

PasteScreen

文字列表示待機

WaitText

一定時間待機

Wait

エラーコード→文字列変換

ErrorToMsg


WSMGR V4.1/7.1/V7.2 ConnectX OLEオートメーションとのプロパティ相違表

【○:サポート  ×:未サポート】

機能名称

プロパティ

WSMGR
V4.1/7.1/V7.2

WSMGR for Web V7.2

ユーザ名

User(*)

×

パスワード

Pw(*)

×

管理サーバURL

Url(*)

×

アイコン名

Icon(*)

×

スコープ

Scope(*)

×

スクリプト抑止

ScriptFlag(*)

×

ホスト接続先

SessionTo

×

プロファイル名

EmuProfileName

×

DspEmuProfileName(*)

×

PrnEmuProfileName(*)

×

エミュレータ種別

EmuType

×

DspEmuType(*)

×

PrnEmuType(*)

×

1バイトコード変換種別

CodeCnvType

×

DspCodeCnvType(*)

×

PrnCodeCnvType(*)

×

セッションID

SessionID(*)

×

その他のプロパティ


OLEクラス名について

WSMGR V4.1/7.1/V7.2 では ディスプレイエミュレータとプリンタエミュレータでOLEクラス名が分かれていますが、WSMGR for WebはエミュレータタイプによってOLEクラス名を分ける必要はありません。

例) WSMGR V4.1/7.1/V7.2の場合

Dim dspemu As Object
Dim prnemu As Object

Set dspemu = CreateObject("Dspemu.Application")
Set prnemu = CreateObject("Prnemu.Application")

例) WSMGR for Webの場合

Dim dspemu As Object
Dim prnemu As Object

Set dspemu = CreateObject("Wsmgrweb.Application")
Set prnemu = CreateObject("Wsmgrweb.Application")

Open/Closeメソッドの相違について

WSMGR V4.1/7.1/V7.2ではSessionToプロパティに接続アイコン名を指定し、Openメソッドを呼び出すことによりエミュレータの起動から接続までを行っています。1エミュレータで複数LUを動作させることが可能なWSMGR for WebはOpenメソッドではユーザ認証および起動のみを行い、接続にはConnectメソッドを使用します。

例)WSMGR V4.1/7.1/V7.2の場合

emu.SessionTo = "接続"    ‘接続アイコンの指定
emu.Open                  ‘エミュレータの起動・接続

例)WSMGR for Webの場合

‘ エミュレータの起動(CreateObjectを使用する場合)
Set emu = Create Object ("Wsmgrweb.Application")
emu.Open("User1", "password", "接続", "user", "http://WebSvr01/wsmgrweb")
emu.Connect(1)               ‘エミュレータの接続

‘ エミュレータの起動(GetObjectを使用する場合)
Set emu = Get Object ("Wsmgrweb.Application:User1+password+接続+user+http://WebSvr01/wsmgrweb")
emu.Open
emu.Connect(1)               ‘エミュレータの接続

Closeメソッドも同様に、WSMGR for WebではDisconnectメソッドで切断した後、Closeメソッドで終了する必要があります。
例)WSMGR V4.1/7.1/V7.2の場合

emu.Close                  ‘エミュレータの切断・終了

例)WSMGR for Webの場合

‘ エミュレータの切断
emu.Disconnect            ‘エミュレータの切断
emu.Close                 ‘エミュレータの接続

■ディスプレイ/プリンタを意識する必要があるプロパティについて

WSMGR for Webでは1つのエミュレータにディスプレイとプリンタが同居できますので、次のプロパティはディスプレイエミュレータ用のプロパティかプリンタエミュレータ用のプロパティかを区別して使用する必要があります。

WSMGR V4.1/7.1

WSMGR for Web

共通プロパティ

ディスプレイ用プロパティ

プリンタ用プロパティ

EmuProfileName

DspEmuProfileName

PrnEmuProfileName

EmuType

DspEmuType

PrnEmuType

CodeCnvType

DspCodeCnvType

PrnCodeCnvType