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Systemwalker Centric Manager PRIMERGY/PRIMEQUEST運用管理ガイド
Systemwalker

3.3.4 マップを作成する

ノードの自動検出を行い、ブレードサーバに内蔵されている、サーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードのマップを作成します。

以下に作成方法を説明します。

サーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードを検出する

運用管理サーバ、または運用管理クライアントから、ブレードサーバの各ノードの自動検出を行います。

ノード検出を実行すると、ブレードサーバに内蔵されている、サーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードが検出され、ネットワーク構成図が自動的に作成されます。

サーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードは、[Systemwalkerコンソール]に以下のように表示されます。

ノードの自動検出の方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。


ノード管理ツリーで管理する場合

Systemwalker Centric Managerで、ノード管理ツリーでブレードサーバに内蔵されるサーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードを、1つのフォルダで管理したい場合、ノード管理ツリーの作成を行ってください。

ノード管理ツリーを作成することで、[Systemwalkerコンソール]に以下のように表示することができます。これにより、マネジメントブレードが、サーバブレードやスイッチブレードと異なるサブネット上に置かれていても、同じフォルダで管理できます。

また、ハードウェア異常が検出された場合、フォルダが点滅し、どのブレードサーバでハードウェア異常が発生したか認識できます。

ノード管理ツリーは、[Systemwalkerコンソール]から作成する方法と、CSVファイルから作成する方法があります。

[Systemwalkerコンソール]から作成する方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。


上記の図のように、CSVファイルから以下のノード管理ツリーを作成します。

ノードの検出

運用管理サーバ、または運用管理クライアントから、ノードを検出します。

検出方法については、“サーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードを検出する”を参照してください。


ノードの登録

検出されたすべてのサーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードをノードとして登録します。

以下に、構成情報ファイルのデータ形式を以下に示します。

論理ツリー構成情報ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


ノードの登録手順を以下に示します。

  1. 運用管理サーバで、ブレードサーバ管理のノードに対して、管理ツリー、およびブレードサーバ筐体を表すフォルダを定義します。

    1. 以下のフォルダ構成情報ファイルを、任意のフォルダ配下に作成します。

      “FOLDER”,”\ブレードサーバ管理”,”ブレードサーバ管理”,1,2
      “FOLDER”,”\ブレードサーバ管理\ブレードサーバ筐体1”,”ブレードサーバ筐体1”,0
      “FOLDER”,”\ブレードサーバ管理\ブレードサーバ筐体2”,”ブレードサーバ筐体2”,0

    2. 運用管理サーバで以下のコマンドを実行し、フォルダ構成情報を登録します。

      【Windows版】

      mpcmcsv -m ADD -f “フォルダ構成情報ファイル名.csv”

      【Solaris版】

      mpcmcsv -m ADD -f “フォルダ構成情報ファイル名.csv”

      フォルダ構成情報ファイル名は、a)で作成したファイル名を指定してください。

      mpcmcsv(構成管理情報のCSV入出力コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

  2. 各ブレードサーバフォルダに対して、監視対象となるサーバブレード、スイッチブレード、およびマネジメントブレードを定義します。

    1. 以下のノード構成情報ファイルを、任意のフォルダ配下に作成します。

      “NODELINK”,”\ブレードサーバ管理\ブレードサーバ筐体1”,”MgmtBlade1”,”MgmtBlade1”
      “NODELINK”,”\ブレードサーバ管理\ブレードサーバ筐体1”,”SwitchBlade1”,”SwitchBlade1”
      “NODELINK”,”\ブレードサーバ管理\ブレードサーバ筐体1”,”ServerBlade1”,”ServerBlade1”
      “NODELINK”,”\ブレードサーバ管理\ブレードサーバ筐体1”,”ServerBlade2”,”ServerBlade2”
      “NODELINK”,”\ブレードサーバ管理\ブレードサーバ筐体1”,”ServerBlade3”,”ServerBlade3”

    2. 運用管理サーバで以下のコマンドを実行し、ノード構成情報を登録します。

      mpcmcsv -m ADD -f “ノード構成情報ファイル名.csv”

      ノード構成情報ファイル名は、a)で作成したファイル名を指定してください。

      mpcmcsv(構成管理情報のCSV入出力コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

ポイント

フォルダ、およびノード構成情報を削除する場合

フォルダ構成情報を削除する場合、以下のコマンドを実行します。

mpcmcsv -m DEL -f “フォルダ構成情報ファイル名.csv”

ノード構成情報を削除する場合、以下のコマンドを実行します。

mpcmcsv -m DEL -f “ノード構成情報ファイル名.csv”