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Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編
Systemwalker

資源配付をクラスタサービスとして運用している場合のリストア手順を以下に示します。

注意

ディスク破損で共有ディスクを交換したなど、共有ディスクの内容が刷新されている場合は、配付系のリストアを実施する前に、“共有ディスクを交換した場合”の手順を行ってください。

資源配付以外のリストアは、プライマリノード、セカンダリノードそれぞれで行います。資源配付のリストアは、プライマリノードだけで行います。

配付系以外のリストア

配付系以外の資源をリストアする手順を説明します。配付系以外の資源は、プライマリノード、セカンダリノードで、それぞれリストアします。

  1. クラスタサービスを停止します。停止方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。

  2. 共有ディスクをオンライン化します。

    詳細については、“共有ディスクのオライン化”を参照してください。

  3. [Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[運用環境の保守]を起動します。

    →[運用環境保守ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [次へ]ボタンをクリックします。

    →[処理の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  5. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    • [実施する処理]
      [運用環境の復元]を指定します。

    • [退避データ格納先]
      バックアップデータの格納先を指定します。

    →[退避データ復元方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  6. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    • [復元方法]

      [選択した機能の運用データのみ待避する]を選択し、資源配付機能のチェックをはずしてください。

    • [復元する情報]

      以下の項目から復元する情報を指定します。

      • [ログ情報と定義情報]

      • [ログ情報]

      • [定義情報]

    • [共有DISK上のデータを復元する]

      退避データに共有ディスク上のデータが含まれている場合、プライマリノードを構築するときは、選択してください。

    ポイント

    クラスタ未構築の環境にリストアを行う場合には、[運用形態の設定]ダイアログボックスが表示されます。ここでクラスタ環境の設定を行うことで、クラスタ環境を構築してからリストアを行うことができます。

    クラスタ環境を構築する場合は、以下の指定を行ってください。

    設定する項目

    説明

    [運用形態]

    プライマリノードを構築する場合は、“クラスタ運用 - プライマリノード”を指定し、セカンダリノードを構築する場合は、“クラスタ運用 - セカンダリノード”を指定します。

    [物理DISKリソース名]

    共有ディスクとして使用する物理ディスクリソース名を指定します。クラスタシステムに登録したQuorumディスク用のリソースは指定しないでください。セカンダリノードを構築する場合には、プライマリノードで指定した物理ディスクリソース名を指定してください。

    IPv4設定情報

    IPv4用の情報を入力するために“ON”にします。“ON”にしないと、入力フィールドが編集できません。

    [論理IPアドレス]

    Systemwalker Centric Manager用グループの仮想アドレスとして任意のIPアドレス(IPv4)を指定します。すでに使用されているIPアドレスは指定しないでください。

    [サブネットマスク]

    部門管理サーバのあるネットワークのサブネットマスクを指定します。

    [論理ホスト名]

    Systemwalker Centric Manager用グループのネットワーク名として任意の名前を指定します。すでに使用されているネットワーク名は指定しないでください。

    IPv6設定情報

    IPv6用の情報を入力するために“ON”にします。“ON”にしないと、入力フィールドが編集できません。

    [論理IPアドレス]

    Systemwalker Centric Manager用グループの仮想アドレスとして任意のIPアドレス(IPv6)を指定します。すでに使用されているIPアドレスは指定しないでください。

    [プレフィックス長]

    部門管理サーバのあるネットワークのプレフィックス長を指定します。IPv6用のサブネットアドレスに対するプレフィックス長を指定します。

    [論理ホスト名]

    Systemwalker Centric Manager用グループのネットワーク名として任意の名前を指定します。すでに使用されているネットワーク名は指定しないでください。

    [クラスタ名]

    MSCSまたはMicrosoft(R) Fail Over Clusteringのセットアップ時に設定したクラスタ名を指定します。

    [外部接続用ネットワーク名]

    MSCSまたはMicrosoft(R) Fail Over Clusteringのセットアップ時に設定した外部通信用ネットワークを指定します。

    ポイント

    セカンダリノード構築時には、プライマリノード構築時に指定した、共有ディスクのドライブ名を指定することで、プライマリ構築設定値が自動的に表示されます。

    注意

    セカンダリノードの退避データでは、プライマリノードを構築することはできません。

    →[設定内容の確認]ダイアログボックスが表示されます。

  7. [設定内容の一覧]で設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[処理の実行]ダイアログボックスが表示され、処理を実行します。

  8. [処理完了]ダイアログボックスが表示されます。
    [完了]ボタンをクリックします。

  9. Systemwalker Centric Managerの起動

    プライマリノード、セカンダリノードのリストア後に、Systemwalker Centric Managerの起動を行います。詳細は、“クラスタシステム上の門管理サーバを起動する”を参照してください。

配付系のリストア

配付系の資源をリストアする手順を説明します。配付系の資源は、プライマリノードで、リストアします。

  1. 資源配付のクラスタサービスの停止

    クラスタ運用管理ビューを起動し、資源配付のクラスタサービスを停止します。停止方法については、クラスタのマニュアルを参照してください。

  2. 共有ディスクのオンライン化

    資源配付で使用する共有ディスクをオンラインにします。オンラインにする方法については、クラスタのマニュアルを参照してください。

  3. 配付系のリストア

    資源配付に関する資源をリストアします。

    [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[運用環境の保守]を選択します。「運用環境保守ウィザード」画面で「運用環境の復元」を選択し、資源配付の資源を復元してください。

  4. 共有ディスクのオフライン化

    資源配付で使用する共有ディスクをオフラインにします。オフラインにする方法については、クラスタのマニュアルを参照してください。

  5. 資源配付のクラスタサービスの起動

    クラスタ運用管理ビューを起動し、資源配付のクラスタサービスを起動します。起動方法については、クラスタのマニュアルを参照してください。


構成情報の配付

構成情報を一括配付するため、運用管理サーバで、以下のコマンドを実行します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpNetmgr\bin\mpdrpspm.exe -a

ポリシーの配付

ネットワーク管理のポリシーを一括配付するため、運用管理サーバで、以下のコマンドを実行します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.DM\MpNetmgr\bin\mpnmpref.bat [ポリシーを配付する管理サーバのIPアドレス]

mpnmpref(ネットワーク管理ポリシー反映コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。

注意

mpnmpref.batコマンドを実行する前に、ネットワーク管理のポリシーを配付する管理サーバが起動状態であり、ネットワーク接続可能な状態であるかを確認してください。