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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

6.4.3 運用中のDSIの初期化

運用開始後に、正センタマスタノードでSymfoware Serverのrdbfmtコマンドが実行されると、RERUNログ反映処理によりその他ノードでDSIの初期化が行われます。

ポイント

  • 正センタマスタノードでrdbfmtコマンドにcオプション(拡張域返却)を指定して実行した場合も、その他のノードで同じ動作が実行されます。

  • 正センタマスタノード以外のノードのDSIの初期化処理は、正センタマスタノードでのDSIの初期化処理と同じDSI単位で行われます。

  • 表のDSI定義やインデックスのDSI定義を行った直後にDSIの初期化を実施する場合は、DSIの割付け量に依存した処理時間が必要となるため、定義操作を行った後に続けて全ノードで Symfoware Serverのrdbfmtコマンドを実行してください。

DSIの初期化中の正センタマスタノード以外のノードでの参照系業務

正センタマスタノードでrdbfmtコマンドを実行した場合には、rdbfmtコマンドが行われた時点のRLCファイルを反映するまでに、参照業務のトランザクションを終了してください。

注意

  • 正センタマスタノード以外のノードでDSIの初期化実行中に、アプリケーションが当該DSIにアクセスした場合は、SQL文が異常終了します。DSIの初期化処理が完了したことを確認してから、アプリケーションの再実行を行ってください。

  • アプリケーションが参照中に、正センタマスタノード以外のノードでDSIの初期化処理が行われるとRERUNログ反映処理が異常終了します。その場合には、アプリケーションのトランザクションが終了していることを確認した後に、rdbbcrefコマンドを再実行または副系ノードのDBミラーリングサービスを再起動してRERUNログ反映処理を行なってください。

DSIの初期化処理中の正センタマスタノード以外のノードでのデータベース操作

正センタマスタノード以外のノードにDSIの初期化処理中は、DSIの初期化処理と同時実行できないデータベース操作は行わないでください。

注意

DSIの初期化処理と同時実行できないデータベース操作の実行中に、正センタマスタノード以外のノードでDSIの初期化処理が行われるとRERUNログ反映処理が異常終了します。その場合には、以下のリカバリを行ってください。

  • バックアップセンタ運用の場合:“Active DB Guard 運用ガイド”の“複写先システムのRERUNログ反映の異常”を参照して、リカバリを行ってください。

  • DBミラーリングサービスの場合:“データベース二重化導入運用ガイド”の“RERUNログ反映処理異常からのリカバリ方法”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“RERUNログ反映処理異常からのリカバリ方法”を参照して、リカバリを行ってください。

参照

DSIの初期化処理と同時実行できないデータベース操作については、“運用ガイド(データベース定義編)”の“アプリケーションおよびRDBコマンド間の排他”を参照して、rdbfmtコマンドと同時実行できない操作をDSIの初期化と同時実行できない操作に置き換えて確認して下さい。