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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

5.5.1 強制ノード切替えとノード組込み

通常運用時に強制ノード切替えを行った場合には、正センタマスタノードでノード組込みを行ってください。

ノード組込みを行うまで、ノード切替えを行う事ができず、また副センタマスタノードのデータベースへは利用者業務の更新結果が反映されません。

通常運用時の強制ノード切替えとノード組込みの流れを以下に示します。

操作の手順

備考) 切替え運用から「切替え運用の停止」および「通常運用の起動」で通常運用に戻すことができます。

正センタマスタノードの操作

  1. dxinfコマンドを実行し、ノード切替えの完了およびDBミラーリングサービスの停止を確認します。

    相手ノードのDBミラーリングサービスのノード切替えの完了の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.1 オプションなし”を参照してください。

  2. dxrebuildコマンドを実行して、ノード組込みを行います。

    $ dxrebuild
  3. Symfoware Serverを起動します。

  4. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  5. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのActive DB GuardのDSI名については、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの構成”を参照してください。

  6. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  7. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  8. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  9. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  10. 退避処理を開始します。

正センタミラーノードの操作

  1. 強制ノード切替えを行う場合は、dxswitchコマンドの実行により、強制ノード切替えを実施します。

    $ dxswitch
  2. ノード切替えが完了すると、以下のメッセージが出力されます。

    SYMFOWARE_SYMDX: INFO: 12132: The switch from the secondary node to the primary node has completed.

    dxinfコマンドを実行し、ノード切替えの完了を確認します。

    自ノードのDBミラーリングサービスのノード切替えの完了の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.1 オプションなし”を参照してください。

    ノード切替えの完了を確認した後、バッチ業務などの利用者業務を再開してください。

    なお、Connection Manager経由で実行している正センタマスタノードの利用者業務は、正センタミラーノードに接続されるため異常となったトランザクションを再実行するだけで継続可能です。