Symfoware Serverのセキュリティ機能を利用できる利用者を登録します。利用者の登録は、rdbddlexコマンドのCREATE USER文で行います。
利用者の登録時には、以下の3つの情報を設定します。
利用者が自分のパスワードを決めるまでの仮設定のパスワードです。
注意
管理者は、このパスワードを利用者に別途通知します。
パスワード通知時には、内容が他人に漏れないように注意してください。
また、パスワードを受け取った利用者は、SET USER PASSWORD文を利用して、すぐに自分用のパスワードに変更する必要があります。
その利用者にどれだけの資源を使用させるか、どのような認証識別情報を設定するかといった、基本的なセキュリティ上の動作を決めるための情報です。
利用者“SUZUKI”をデータベース専用利用者とし、このユーザが使用可能なメモリサイズを8メガバイトに、使用可能な作業用ファイルサイズを50メガバイトに、パスワードの期限を10日にして登録する例を以下に示します。
$ rdbddlex /home/rdb/DDL/cusr.dat
[cusr.datの例]
CREATE USER SUZUKI WITH DBMS PASSWORD 'S%X#01' FOR USER MAX_MEMORY_USE=8, MAX_WORKFILE_USE=50, PASSWORD_CHANGE_TIME=10 ;
CREATE USER文の詳細については、“11.5 CREATE USER文(利用者定義文)”を参照してください。