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Symfoware Server V11.0.1 セキュリティ運用ガイド
Symfoware

4.6.5 利用者の登録

Symfoware Serverのセキュリティ機能を利用できる利用者を登録します。利用者の登録は、rdbddlexコマンドのCREATE USER文で行います。

利用者の登録時には、以下の3つの情報を設定します。

利用者の種類

利用者には、OSの認証機構を使用する利用者と、Symfoware Serverの認証機構を使用する利用者の2種類があります。後者はデータベース専用利用者です。

パスワード

利用者が自分のパスワードを決めるまでの仮設定のパスワードです。

注意

管理者は、このパスワードを利用者に別途通知します。

パスワード通知時には、内容が他人に漏れないように注意してください。

また、パスワードを受け取った利用者は、SET USER PASSWORD文を利用して、すぐに自分用のパスワードに変更する必要があります。

ユーザパラメタ

その利用者にどれだけの資源を使用させるか、どのような認証識別情報を設定するかといった、基本的なセキュリティ上の動作を決めるための情報です。

利用者“SUZUKI”をデータベース専用利用者とし、このユーザが使用可能なメモリサイズを8メガバイトに、使用可能な作業用ファイルサイズを50メガバイトに、パスワードの期限を10日にして登録する例を以下に示します。

$ rdbddlex /home/rdb/DDL/cusr.dat

[cusr.datの例]

  CREATE USER SUZUKI
      WITH DBMS PASSWORD 'S%X#01'
      FOR USER 
      MAX_MEMORY_USE=8,
      MAX_WORKFILE_USE=50,
      PASSWORD_CHANGE_TIME=10 ; 

CREATE USER文の詳細については、“11.5 CREATE USER文(利用者定義文)”を参照してください。