セキュリティシステムの運用および保守業務の全責任を任された管理者は、セキュリティシステムを構築します。
どのようなセキュリティシステムにするのかを設計します。
セキュリティシステムでのデータベースの設計には、以下の作業があります。
データベースの利用者や利用形態を分析して、セキュリティの方法、データベースの保全に必要なバックアップ計画、不慮のトラブル時のリカバリ計画、データベースの利用状況の把握計画を決定します。
データベースを運用するために必要な環境作成および定義を行います。
データベースの環境構築は、以下の手順で行います。
環境構築の作業の詳細については、“第4章 環境構築”を参照してください。
データベースへアクセスするアプリケーションを開発します。
アプリケーションの作成は、大きく以下の2つの形態が考えられます。
管理者がアプリケーションを作成し、それを利用者に使用させる形態
利用者が自分専用のアプリケーションを作成して実行する形態
管理者がアプリケーションを作成する作業の詳細については、“第5章 アプリケーションの作成”を参照してください。
利用者がアプリケーションを作成する作業の詳細については、“第12章 利用者の運用”を参照してください。
本番運用の前に、開発した資産の正当性を検証するための動作確認を行います。
検証対象は、以下の3つです。
データベース
データベースの運用
アプリケーション
本番運用に耐えられるようにチューニングします。
チューニングが完了したら、データベースをバックアップした後に運用を開始します。