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Symfoware Server V11.0.1 セキュリティ運用ガイド
Symfoware

2.2.4 SQLの利用者制御

アプリケーションから実行できるSQL文には、以下があります。

SQL文の分類の詳細については、“付録G SQL文の使用範囲”を参照してください。


管理者はすべてのSQL文を実行できますが、利用者が実行できるSQL文は、一部のSQL文に限られています。

また、利用者が実行できるSQL文には、権限を必要としないSQL文と権限を必要とするSQL文があります。

利用者がSQL文でデータベースにアクセスする方法としては、参照、更新、削除および挿入の4つの操作があります。また、これらの操作を記述したルーチンを実行することもできます。

各操作を行うためには、管理者が利用者に権限を付与します。

利用者に付与できる権限について以下の表に示します。

表2.2 利用者に付与できる権限

権限

操作の意味

SELECT権

データベース内の表のデータを参照する。
データベース内の順序を参照する。

UPDATE権

データベース内の表のデータを更新する。

DELETE権

データベース内の表のデータを削除する。

INSERT権

データベース内の表にデータを挿入する。

EXECUTE権

データベース内のルーチンを実行する。

セキュリティ機能で使用できるSQL文の詳細については、“付録B SQL文一覧”を参照してください。