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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

F.3.5 アーカイブログファイルの変更手順

追加

アーカイブログファイルの追加はRDBシステムが起動中でも行うことができます。そのため、アーカイブログファイルの追加作業は、業務運用中でも可能です。

アーカイブログファイルの追加を行う前に、新規にローデバイスを確保してください。

注意

ロードシェア運用の場合は、共用ディスクに新規にローデバイスを確保してください。


アーカイブログファイルの媒体変更はrdblogコマンドのUオプションで行います。

スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションでロググループ名を指定して媒体変更を行います。

運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。

(1) アーカイブログファイルを追加します。                ―――― rdblogコマンド
    (追加先のローデバイスを指定して追加します。)                 (Uオプションかつ
                                                                 aオプション)
(2) アーカイブログファイルが正常に追加されたことを      ―――― rdblogコマンド
    確認します。                                                (Vオプションかつ
                                                                 aオプション)

削除

不要となったアーカイブログファイルは削除することができます。アーカイブログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプションで行います。

スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションでロググループ名を指定して媒体変更を行います。

運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。

(1)スケーラブル型のクラスタアプリケーション配下の業務
    を完全に停止します。
(2)スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
    すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーションを
    保守停止します。
    クラスタアプリケーションの保守停止の手順は、
    “F.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”
    を参照してください。
(3)Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。
    (Symfoware/RDBを配置している各ノードのメッセージログファイル
    に、Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常に停止
    していることを確認します。)
(4)GDSリソースを活性状態にします。 
    GDSリソースの活性手順は、“3.4.1 GDSリソースの活性”
    を参照してください。
(5)アーカイブログファイルの状態を確認します。                    ―――― rdblogコマンド
                                                                          (Vオプションかつ
                                                                           aオプション)
(6)すべてのアーカイブログファイルをバックアップします。            ―――― rdblogコマンド
    ((5)でアーカイブログファイルの状態(status)が退避待ち                  (Bオプション)
    状態(full)のもの、使用中(using)のもの、強制切替え
    (switch)のものをすべてリカバリします。
    アーカイブログファイルの状態(status)がアーカイブ
    ログ異常(inh)のものが存在するときは、アーカイブログ
    ファイルに異常が発生しているので、アーカイブログ
    ファイルをリカバリしてから、変更操作を行います。)
(7)アーカイブログファイルを削除します。                        ―――― rdblogコマンド
    (不要となったアーカイブログファイルだけを削除します。)              (Dオプションかつ
                                                                         aオプション)
(8)アーカイブログファイルが正常に削除された                    ―――― rdblogコマンド
    ことを確認します。                                                  (Vオプションかつ
                                                                         aオプション)
(9)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)                       ―――― rdbstartコマンド
(10)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)                      ―――― rdbstopコマンド
(11)GDSリソースを非活性状態にします。
    GDSリソースの非活性手順は、“3.4.15 GDSリソースの非活性”
    を参照してください。
(12)スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
    すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーションの保守停止
    を解除します。クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、
    “F.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”
    を参照してください。
(13)業務を再開します。