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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

F.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止

クラスタアプリケーションの保守のための停止には、以下の2つの手順があります。対応する保守停止の手順を実行してください。

運用系または運用系および待機系のクラスタアプリケーションを保守停止する場合の手順

  1. [Cluster Admin]画面を起動します。

  2. クラスタアプリケーションを停止します。

    • スケーラブル型クラスタアプリケーションに登録されている、すべてのノードのクラスタアプリケーションを停止する場合

      [Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止するスケーラブル型のクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[Offline]を選択して停止します。

    • スケーラブル型クラスタアプリケーションに登録されている、一部のクラスタアプリケーションを停止する場合

      [Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止するスタンバイ型のクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[Offline]を選択して停止します。運用系と待機系の両方を停止します。ただし、起動されている最後のクラスタアプリケーションを停止する場合は、スケーラブル型のクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[Offline]を選択して停止します。

  3. RMSを停止します。

    [Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止するクラスタアプリケーションが存在するSysNodeを右クリックし、ポップアップメニューから[RMSの停止]を選択してRMSを停止します。

    なお、RMSを停止させずに保守をおこなう場合は、hvutil -dコマンドを使用してクラスタアプリケーションを「Deact」状態にしてください。

注意

  • Symfoware Serverの修正パッチを適用する場合は必ずRMSを停止[全てのUAPを停止]してください。

  • RMSを停止[全てのUAPを停止]するとRMSを停止したSysNode上のクラスタアプリケーションがすべて停止します。

待機系のクラスタアプリケーションのみ保守停止する場合の手順

  1. /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.localファイルを編集して、“export HV_RCSTART=0”を追加します。なお、hvenv.localファイルが存在しない場合は作成してください。

    # vi /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.local
    export HV_RCSTART=0 を追加
  2. [Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止する待機系のクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[Offline]を選択して停止します。

  3. [Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止した待機系のクラスタアプリケーションが存在するSysNodeを右クリックし、ポップアップメニューから[RMSシャットダウン]を選択してRMSを停止します。

    注意

    • [RMSシャットダウン]画面のオプションで[ローカルUAPをキープ]を選択してください。

    • 待機系のクラスタアプリケーションの停止(手順2)からRMSの停止(手順3)までの間に運用系のクラスタアプリケーションがダウンした場合、停止した待機系のクラスタアプリケーションが切替え先の対象となる場合があります。