テンポラリログファイルの生成時に指定した、リカバリログ量、テンポラリログファイルの大きさおよびトランザクションエントリ数を変更することで、エラーの回避や処理効率を向上させることができます。
テンポラリログファイルの属性は、rdblogコマンドのUオプションで変更します。
なお、変更する前にテンポラリログファイルの状態を表示し、確認してください。
スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションにロググループ名を指定します。
運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。
(1) スケーラブル型のクラスタアプリケーション配下の業務
を完全に停止します。
(2) スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーションを
保守停止します。
クラスタアプリケーションの保守停止の手順は、
“F.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”
を参照してください。
(3) Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。
(Symfoware/RDBを配置している各ノードのメッセージログファイル
に、Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常に停止
していることを確認します。)
(4) GDSリソースを活性状態にします。
GDSリソースの活性手順は、“3.4.1 GDSリソースの活性”
を参照してください。
(5) テンポラリログファイルの状態を確認します。 ―――― rdblogコマンド
(テンポラリログファイルの状態(Status)が未使用(---) (Vオプションかつ
であることを確認します。テンポラリログファイルの tオプション)
状態(Status)が使用中(active)のときは、Symfoware/RDBが正常
に停止していないため、スケーラブル型のクラスタ
アプリケーションを起動してから、再度停止して(3)の
手順から作業を再開します。テンポラリログファイルの
状態(Status)が異常(trouble)のときは、テンポラリログ
ファイルに異常が発生しているので、テンポラリログ
ファイルをリカバリしてから、変更操作を行います。)
(6) テンポラリログファイルを属性変更します。 ―――― rdblogコマンド
(各値の変更方法は、RDB運用ガイドの説明と同じです。) (Uオプションかつ
tオプション)
(7) テンポラリログファイルが正常に属性変更された ―――― rdblogコマンド
ことを確認します。
(テンポラリログファイルの各値が、変更時に指定 (Vオプションかつ
した値となっていることを確認します。) tオプション)
(8) Symfoware/RDBを起動します。(動作確認) ―――― rdbstartコマンド
(9) Symfoware/RDBを停止します。(動作確認) ―――― rdbstopコマンド
(10) GDSリソースを非活性状態にします。
GDSリソースの非活性手順は、“3.4.15 GDSリソースの非活性”
を参照してください。
(11) スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーションの
保守停止を解除します。
クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、
“F.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”
を参照してください。
(12) 業務を再開します。テンポラリログファイルの生成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域およびAIログ域を異なるローデバイスに生成することにより、ローデバイスへの負荷を分散することができます。ローデバイスを変更する場合は、テンポラリログファイルの再生成を行います。そのため、テンポラリログファイルの媒体変更を行う前に、変更先のローデバイスを確保してください。
注意
ロードシェア運用の場合は、共用ディスクに新規にローデバイスを確保してください。スケーラブル運用の場合は、ローカルディスクに新規にローデバイスを確保してください。
インダウトログファイルとテンポラリログファイルを同一のローデバイスに作成している場合は、インダウトログファイルを削除する必要があります。インダウトログファイルは、テンポラリログファイルの変更後に再作成してください。
テンポラリログファイルの媒体は、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで変更します。
なお、媒体を変更する前にテンポラリログファイルの状態を表示し、確認してください。
スケーラブルログ運用を行っている場合は、rdblogコマンドのgオプションにロググループ名を指定します。
運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。
(1) スケーラブル型のクラスタアプリケーション配下の
業務を完全に停止します。
(2) スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
すべての運用系および待機系の
クラスタアプリケーションを保守停止します。
クラスタアプリケーションの保守停止の手順は、
“F.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”
を参照してください。
(3) Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。
(Symfoware/RDBを配置している各ノードのメッセージログファイルに、
Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常
に停止していることを確認します。)
(4) GDSリソースを活性状態にします。
GDSリソースの活性手順は、“3.4.1 GDSリソースの活性”
を参照してください。
テンポラリログファイルとインダウトログファイルを
同一のローデバイスに配置している場合 ⇒(5)
テンポラリログファイルとインダウトログファイルを
同一のローデバイスに配置していない場合 ⇒(7)
(5) インダウトログファイルの状態を確認します。 ―――― rdblogコマンド
(インダウトログファイルの状態(Status)が未使用(---) (Vオプションかつ
であることを確認します。インダウトログファイルの状態 iオプション)
(Status)が使用中(active)のときは、スケーラブル型の
クラスタアプリケーションを起動してから、再度停止して、
再び状態(Status)を確認してください。)
(6) インダウトログファイルを削除します。 ―――― rdblogコマンド
(Dオプションかつ
iオプション)
(7) テンポラリログファイルを再生成します。 ―――― rdblogコマンド
(変更先のローデバイスを指定して再生成します。) (Gオプションかつ
tオプションかつ
rオプション)
(8) テンポラリログファイルが正常に生成されたことを ―――― rdblogコマンド
確認します。
(テンポラリログファイルの各値が、再生成時に指定 (Vオプションかつ
した値となっていることを確認します。) tオプション)
インダウトログファイルを削除した場合 ⇒(9)
インダウトログファイルを削除していない場合 ⇒(11)
(9) インダウトログファイルを再作成します。 ―――― rdblogコマンド
(Gオプションかつ
iオプション)
(10) インダウトログファイルが正常に作成されたことを ―――― rdblogコマンド
確認します。 (Vオプションかつ
iオプション)
(11) Symfoware/RDBを起動します。(動作確認) ―――― rdbstartコマンド
(12) Symfoware/RDBを停止します。(動作確認) ―――― rdbstopコマンド
(13) GDSリソースを非活性状態にします。
GDSリソースの非活性手順は、“3.4.15 GDSリソースの非活性”
を参照してください。
(14) スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーションの
保守停止を解除します。
クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、
“F.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”
を参照してください。
(15) 業務を再開します。