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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

F.1.3 性能監視

Symfoware/RDBは、システムの負荷状況を知るために、RDBシステム資源の使用情報を収集できます。このRDBシステム資源の負荷情報は、RDBシステムを最適にチューニングするための基礎データとなります。

RDBシステム資源の負荷情報は、rdbsarコマンドを使用して収集します。rdbsarコマンドによる通信情報の使用例と表示例を以下に示します。なお、本コマンドを実行することによって出力される情報は、該当するRDBシステムに関するものだけです。

1

通信情報を表示した場合(cオプション)。本オプションはロードシェア運用の場合だけ有効です。

$ rdbsar -c -e

RDBII rdbsar DATE:2008/05//30 TIME:15/31/41
(1)        (2)        (3)        (4)        (5)          (6)
Time         SendCnt    RecvCnt   SendQtty   RecvQtty    System
           (7)        (8)        (9)        (10)
           SBufWTime  RBufWTime  SendWTime  RecvWTime
15:31:41        3967       3842    6797983    5903728   RDBSYS2
               0:003      0:000      0:008          -
15:31:41        5290          1   22675456        208  (RDBSYS1)
               0:005      0:000      0:013          -
(1) 性能情報を取得した時刻
(2) 通信相手RDBシステムへデータを送信した回数
(3) 通信相手RDBシステムからデータを受信した回数
(4) 通信相手RDBシステムへ送信したデータ量(単位はバイト)
(5) 通信相手RDBシステムから受信したデータ量(単位はバイト)
(6) 通信相手RDBシステム名(待機系RDBシステム名は()付きで表示)
(7) 通信相手RDBシステムへデータを送信する際の送信バッファ空き待ち時間
    (単位は秒:ミリ秒)
(8) 通信相手RDBシステムからデータを受信する際の受信バッファ空き待ち時間
    (単位は秒:ミリ秒)
(9) 通信相手RDBシステムへ送信バッファ上からデータを送信する際の送信待ち時間
    (単位は秒:ミリ秒)
(10) 通信相手RDBシステムから受信バッファ上へデータを受信する際の受信待ち時間
     (常に“-”を表示)
2

テンポラリログへのログ転送状態を確認する場合(lオプション)

 $ rdbsar -l

 RDBII rdbsar DATE:2008/05/21 TIME:12/00/56
  (1)         (2)      (3)      (4)      (5)     (6)
 Time       BiBlock  AiBlock  BiWrite  AiWrite  IxWrite
           (7)     (8)      (9)     (10)    (11)    (12)
        RcpOver  TrnOver   BiOver  LongTrn  BufReq  ArcReq
         (13)      (14)    (15)     (16)
       BiSBlock  AiSBlock  BiSNum  AiSNum
 12:00:56  46775    49415    1519    8930    132
          0      0    0    0    0     0
        46775    49415    1519    8930
(1) 性能情報を取得した時刻
(2)~(12) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(13) BIログの送信ブロック数
(14) AIログの送信ブロック数
(15) BIログの送信回数
(16) AIログの送信回数

参照

rdbsarコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。また、rdbsarコマンドで出力される情報の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。