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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

F.1.2 プロセス監視

コマンドおよびアプリケーションの動作状況、およびアプリケーションの情報は、rdbpsコマンドを使用して収集します。rdbpsコマンドの使用例と表示例を以下に示します。

1

アプリケーションに関する入出力情報をDSI単位に表示した例です(iオプション)。オペランドにnが指定された場合、DSIが偏在しているRDBシステム名を追加して表示します。本オペランドはロードシェア運用の場合にだけ有効です。

 $ rdbps -in -e

 RDBII rdbps DATE:2008/05/21 TIME:11/35/50
  (1)      (2)     (3)      (4)    (5)    (6)      (7)
 Uid       Pid     Sid    Status  Elapse  Type    Name
 I4874     3083     1     INACT    52:56  SQL     APL001/CONNECT1

 DSI Resource-Information

  (8)
 System
  (9)          (10)        (11)     (12)       (13)   (14)         (15)
 Record(R/W) Index(R/W) Page(R/W) LockWait WaitTime DeadLock DBName.DSIName

 RDBSYS1
     0/    1     0/   0    0/   0        0     0:00        0 DB0001.DSI0001
     1/  220     0/   0    0/ 222        1     1:02        0 DB0001.DSI0002

 RDBSYS2
  5348/  300  4506/ 507 2100/ 110        2     1:32        1 DB0001.DSI0003
     0/    0     0/   0    0/   0        0     0:00        0 DB0001.DSI0004

 RDBSYS3
     0/    0     0/   0    0/   0        0     0:00        0 DB0001.DSI0005
     0/    0     0/   0    0/   0        0     0:00        0 DB0001.DSI0006
                   :
(1) ログイン名
(2) プロセスID
    (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
     現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(3) セションID
    (eオプションを指定した場合だけ表示されます。)
    (マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は
     “-----”が表示されます。)
(4) 動作状況
    ACT   : RDBプロセス内で動作中
    INACT : RDBプロセス外で動作中、または他ノードのRDBシステムの
             RDBプロセス内で動作中
(5) Symfoware/RDBにコネクトしてからの経過時間
(6) クライアントプロセス種別
    SQL    : システム内通信のアプリケーション
    SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
    TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
    RDA-SV : RDA-SV接続のアプリケーション
    ODOS   : ODOS連携のODBCアプリケーション
(7) モジュール名
    システム内通信のアプリケーション:
      アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
      (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
       先頭の15バイトだけが出力されます。)
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション :
      データベース名/コネクション名
      (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
       コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
    リモートアクセスのアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    ODOS連携のODBCアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/データソース名、
      またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名
(8) RDBシステム名
(9) レコード
    (レコードを検索した回数/レコードを更新した回数)
(10) キーインデックス
    (インデックスを検索した回数/インデックスを更新した回数)
(11) ページ
    (ページの読込みを依頼した回数/ページの書込みを依頼した回数)
(12) 占有待ち回数
(13) 総占有待ち時間(単位は秒)
(14) デッドロック回数
(15) データベース名.DSI名
2

アプリケーションに関するロードシェア運用固有の性能情報を表示した例です(lオプション)。本オプションはロードシェア運用の場合だけ有効です。

 $ rdbps -l

 RDBII rdbps DATE:2008/05/21 TIME:15/13/47
 (1)       (2)     (3)      (4)   (5)      (6)
 Uid       Pid    Status  Elapse  Type    Name
 I4874     18068  INACT     3:23  SQL     APL001/CONNECT1

 LoadShare-Information(Total)

  (7)     (8)     (9)    (10)
 RmtCom RmtData RmtExec RmtSql
 1140      6     3:48    190

 LoadShare-Information(per System)

  (11)
 System
  (12)  (13)     (14)    (15)         (16)                 (17)           (18)
 RmtCom RmtData RmtExec RmtSql Sort(File/Total/Max) Work(File/Total/Max) Mem(k)

 RDBSYS1
      0      0     0:00      0      0/     5/    64      0/     0/     0 941
   (注)    (注)    (注)    (注)

 RDBSYS2
    540      2     1:39     90      0/    20/    64      0/     0/     0 632

 RDBSYS3
    600      4     2:09    180      1/    50/   128      0/     1/    64 633

 Uid       Pid    Status  Elapse  Type    Name
 I4874     19039  INACT     0:39  SQL     APL002/CONNECT1

 LoadShare-Information(Total)

 RmtCom RmtData RmtExec RmtSql
    269      2     0:25     95

 LoadShare-Information(per System)

 System
 RmtCom RmtData RmtExec RmtSql Sort(File/Total/Max) Work(File/Total/Max) Mem(k)

 RDBSYS1
      0      0     0:00      0      2/     6/   512      1/     5/   256 901
   (注)   (注)    (注)    (注)

 RDBSYS3
    269      2     0:25     95      0/    10/    64      0/     0/     0 630
                   :
(1) ログイン名
(2) アプリケーションまたはコマンドのプロセスID
    (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
     現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(3) 動作状況
    ACT   : RDBプロセス内で動作中
    INACT : RDBプロセス外で動作中、または他ノードの
             RDBシステムのRDBプロセス内で動作中
(4) Symfoware/RDBにコネクトしてからの経過時間
(5) クライアントプロセス種別
    SQL    : システム内通信のアプリケーション
    SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
    TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
    RDA-SV : RDA-SV接続のアプリケーション
    ODOS   : ODOS連携のODBCアプリケーション
(6) モジュール名
    システム内通信のアプリケーション :
      アプリケーションロードモジュール/コネクション名
      (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
       先頭の15バイトだけが出力されます。)
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション :
      データベース名/コネクション名
      (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
       コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
    リモートアクセスのアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    ODOS連携のODBCアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/データソース名、
      またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名
(7) アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信回数
(8) アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信データ量
    (単位はメガバイト)
(9) アプリケーション全体でのSymfoware/RDB内部における
    リモートアクセスのための処理時間
(10) アプリケーションで実行したSQL文のうち、
     リモートアクセスしたSQL文の実行回数
(11) RDBシステム名
(12) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムと
     当該RDBシステム間でのリモートアクセスのための通信回数
     注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。
(13) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムと
     当該システム間でのリモートアクセスのための通信データ量
     (単位はメガバイト)
     注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。
(14) 当該RDBシステムにおけるリモートアクセスのための処理時間
     注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。
(15) 当該RDBシステムに対してリモートアクセスを行ったSQL文の実行回数
     注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。
(16) ソート用作業域情報
     (当該RDBシステムにおける外部ファイルによるソート用作業域使用回数/
      総ソート用作業域使用回数/最大ソート用作業域サイズ)
(17) 作業テーブル情報
     (当該RDBシステムにおける外部ファイルによる作業テーブル使用回数/
      総作業テーブル使用回数/最大作業テーブルサイズ)
(18) アプリケーションで使用したメモリ量(単位はキロバイト)
(7)~(10) アプリケーション全体でのリモートアクセスに関する情報
(11)~(18) アプリケーションがリモートアクセスしたRDBシステムごとの
           リモートアクセスに関する情報
3

他ノードのRDBシステムからのリモートアクセスを行っているアプリケーションおよびRDBコマンドの一覧を表示した例です(Rオプション)。本オプションはロードシェア運用の場合だけ有効です。

 $ rdbps -R

 RDBII rdbps Remote Access Information DATE:2008/05/21 TIME:19/15/20
  (1)       (2)      (3)       (4)     (5)      (6)               (7)
 Uid       Pid     Status    Elapse   Type     Name            System
 I4874     23456   INACT       3:11   SQL      APL001/CONNECT1 RDBSYS1
 I4874     65421   INACT       1:23   SQL      APL003/CONNECT1 RDBSYS3
 G4142     23469   ACT         0:05   RDBCMD   rdbddlex        RDBSYS3
                   :
(1) ログイン名
(2) アプリケーションまたはRDBコマンドがコネクトしたノードにおけるプロセスID
    (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
     現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(3) リモートアクセス動作状況
    ACT   : 当該RDBシステムのRDBプロセス内で動作中
    INACT : RDBプロセス外で動作中または他ノードのRDBシステムの
             RDBプロセス内で動作中
(4) 当該RDBシステムに対して最初にリモートアクセスしてからの経過時間
(5) クライアントプロセス種別
    SQL    : アプリケーション
    SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
    TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
    RDBCMD : RDBコマンド
    ODOS   : ODOS連携のODBCアプリケーション
(6) モジュール名
    アプリケーション :
      アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
      (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
       先頭の15バイトだけが出力されます。)
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション : 
      データベース名/コネクション名
      (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
       コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
    リモートアクセスのアプリケーション : 
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDBコマンド :
      RDBコマンド名
    ODOS連携のODBCアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/データソース名、
      またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名
(7) アプリケーションまたはコマンドがコネクトしたRDBシステム名

参照

rdbpsコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。また、rdbpsコマンドで出力される情報の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。