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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

F.1.1 利用規定および障害状況の照会

rdbinfコマンドは、RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、DSIおよびデータベーススペースに関する資源情報、利用規定の情報およびアクセス禁止情報などの運用情報を表示します。障害発生時に、リカバリ対象の資源の確認およびリカバリ起動契機の確認などで使用します。ロードシェア運用では、資源がインダウト状態になっていないか確認するために利用します。

rdbinfコマンドによる運用情報の表示例を以下に示します。

1

RDBディクショナリの運用情報を表示した場合

$ rdbinf -z -a

RDBII rdbinf DATE:2008/05/14 TIME:07/29/30
      Directory :  /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0007 (1)
      DBspace   :  RDBII_SYSTEMDIC         (2)
                   (3)   (4)((5)/(6))   (7)      (8)    (9)     (10)
                  Cond   State         Cause    Used   Free     Size
                  ACT    INH/PAT       IND      66%    34%      67108864
(1)~(6) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(7) 運用情報の設定原因
   (aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
    HER: ハードウェア障害
    SOF: ソフトウェア障害
    CRV: ダウンリカバリの異常
    MRV: メディアリカバリの異常
    TIH: ロールバックの異常
    IND: インダウト状態
    CMD: RDBコマンドの実行
    FTR: フラッシュトリートメント閉塞状態
    ---: 運用情報なし
(8)~(10) RDB運用ガイド”を参照してください。
2

指定したDSIの運用情報を表示した場合

 $ rdbinf -i 在庫管理DB.在庫表DSI -a -t -x

 RDBII rdbinf DATE:2008/05/21 TIME:07/29/40
       Directory :  /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s3 (1)

       Database  :  在庫管理DB            (2)

       DSI       :  在庫表DSI            (3)
       Refer     :  2008/05/11  07:29:30    (4)
       Update    :  2008/05/08  15:23:57    (5)

                    (6)     (7)((8)/(9)) (10)
                   Cond     State        Cause
                   NON      INH/DSI      CMD
                    -       INH/PAG      IND

       (11)        (12)   (13)   (14)    (15)
       TYPE        Used   Free   Size    UsedSize
       PRIME        70%    30%   53248   37273
       OVERFLOW      0%   100%   53248

                    Name
       DBspace   :  DBSP_1  (16)
                   (17)  (18)((19)/(20))  (21)      (22)
                   Cond   State          Cause      Size
                   NON    ---/---        ---        53248
       DBspace   :  DBSP_1  (16)
                   (17)  (18)((19)/(20))  (21)      (22)
                   Cond   State          Cause      Size
                   NON    ---/---        ---        53248
(1)~(9) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(10) 運用情報の設定原因
    (aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
     HER: ハードウェア障害
     SOF: ソフトウェア障害
     DER: データの異常
     CRV: ダウンリカバリの異常
     MRV: メディアリカバリの異常
     TIH: ロールバックの異常
     DIR: RDBディレクトリファイルの異常
     ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
     IND: インダウト状態
     IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
     CMD: RDBコマンドの実行
     FMT: フォーマット処理中
     FTR: フラッシュトリートメント閉塞状態
     ---:運用情報なし
(11)~(22) “RDB運用ガイド”を参照してください。 
3

指定したDSIの運用情報を表示した場合(フラッシュトリートメント閉塞時)

 $ rdbinf -i 在庫管理DB.在庫表DSI -a

 RDBII rdbinf DATE:2008/05/21 TIME:07/29/40
       Directory :  /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s3 (1)

       Database  :  在庫管理DB            (2)

       DSI       :  在庫表DSI            (3)

                    (4)   (5)((6)/(7))    (8)
                   Cond     State        Cause
                   NON      INH/PAG      FTR

        (9)        (10)   (11)   (12)
       TYPE        Used   Free   Size
       PRIME        66%    34%   10485760
       OVERFLOW      0%   100%   10485760

                    Name
       DBspace   :  DBSP_1  (13)
                   (14)  (15)((16)/(17))  (18)      (19)
                   Cond  State            Cause     Size
                   NON    ---/---         ---       10485760
       DBspace   :  DBSP_1  (13)
                   (14) (15)((16)/(17))  (18)      (19)
                   Cond   State          Cause     Size
                   NON    ---/---        ---       10485760
(1)~(7) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(8) 運用情報の設定原因
  (aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
    HER: ハードウェア障害
    SOF: ソフトウェア障害
    DER: データの異常
    CRV: ダウンリカバリの異常
    MRV: メディアリカバリの異常
    TIH: ロールバックの異常
    DIR: RDBディレクトリファイルの異常
    ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
    IND: インダウト状態
    IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
    CMD: RDBコマンドの実行
    FMT: フォーマット処理中
    FTR: フラッシュトリートメント閉塞状態
    ---: 運用情報なし
(9)~(19) “RDB運用ガイド”を参照してください。
4

指定したデータベーススペースの運用情報を表示した場合

 $ rdbinf -p 在庫管理DB.DBSP_1 -a -t

 RDBII rdbinf DATE:2008/05/21 TIME:07/29/50
       Directory :  /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s3 (1)

       Database  :  在庫管理DB            (2)

       DBspace   :  DBSP_1                  (3)

                   (4) (5)((6)/(7))   (8)     (9)     (10)     (11)
                   Cond   State      Cause    Used    Free     Size
                   NON    ---/---    ---      31%     69%      1048576

       DSI       :  在庫表DSI (12)
       Refer     :  2008/05/11  07:29:30  (13)
       Update    :  2008/05/08  15:26:57  (14)


        (15)      (16)  (17)((18)/(19)) (20)      (21)
       TYPE        Cond   State         Cause     Size
       PRIME       NON    INH/DSI       CMD       53248
         -          -     INH/PAG       IND         -
       OVERFLOW    NON    INH/DSI       CMD       53248
         -          -     INH/PAG       IND         -
(1)~(19) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(20) 運用情報の設定原因
   (aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
     HER: ハードウェア障害
     SOF: ソフトウェア障害
     DER: データの異常
     CRV: ダウンリカバリの異常
     MRV: メディアリカバリの異常
     TIH: ロールバックの異常
     DIR: RDBディレクトリファイルの異常
     ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
     IND: インダウト状態
     IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
     CMD: RDBコマンドの実行
     FMT: フォーマット処理中
     FTR: フラッシュトリートメント閉塞状態
     ---: 運用情報なし
(21) “RDB運用ガイド”を参照してください。
例5

データベースの閉塞DSIに関する情報を表示した場合

 $ rdbinf -l inh -d 在庫管理DB -a

           (1)          (2)       (3)
       在庫管理DB.在庫表DSI,HER,CMD
       在庫管理DB.関西発注DSI,TIH
(1)~(2) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(3) DSIの閉塞種別
  (aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
    HER: ハードウェア障害
    SOF: ソフトウェア障害
    DER: データの異常
    CRV: ダウンリカバリの異常
    MRV: メディアリカバリの異常
    TIH: ロールバックの異常
    DIR: RDBディレクトリファイルの異常
    ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
    IND: インダウト状態
    IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
    CMD: RDBコマンドの実行
    FTR: フラッシュトリートメント閉塞状態

参照

rdbinfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。また、rdbinfコマンドで出力される情報の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。