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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

F.1.4 資源の占有監視

アプリケーションによって獲得される資源の占有情報は、rdblkinfコマンドを使用して収集します。rdblkinfコマンドの使用例と表示例を以下に示します。

1

デッドロック情報を表示した場合(dオプション、sオプションおよびeオプション)

 $ rdblkinf -d -s -e

 RDBII rdblkinf DATE:2008/05/21 TIME:11/35/50
  (1)       (2)     (3)     (4)   (5)     (6)            (7)      (8)
            (9)
 Time       Uid     Pid     Sid  Type   Name            Unit  DSI-name
           System
 10:11:12   I4874   23045     2  SQL    APL01/CONNECT1  DSI   DB0001.DSI0001
            RDBSYS1
            K1597   13254     1  SQL    APL05/CONNECT5  DSI   DB0001.DSI0001
            RDBSYS2
(1) デッドロック発生時刻
(2) ログイン名
(3) プロセスID
    (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
     現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(4) セションID
    (eオプションを指定した場合だけ表示されます。)
    (マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は
     “-----”が表示されます。)
(5) クライアントプロセス種別
    SQL    : システム内通信のアプリケーション
    SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
    TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
    RDA-SV : RDA-SV接続のアプリケーション
    RDBCMD : RDBコマンド
    DAEMON : RDBシステムデーモン
    ODOS   : ODOS連携のODBCアプリケーション
(6) モジュール名
    システム内通信のアプリケーション:
      アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
      (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
       先頭の15バイトだけが出力されます。)
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション:
      データベース名/コネクション名
      (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
       コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
    リモートアクセスのアプリケーション:
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション:
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDBコマンド:
      RDBコマンド名
    ODOS連携のODBCアプリケーション:
      接続端末のIPアドレス/データソース名、
      またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名
(7) 階層
    DSI    : DSI
    PAGE   : ページ
    ROW    : 行
    COMMIT : コミット処理中の場合
    (トランザクションの排他単位だけでなく、内部での一時的な排他単位が
     表示されることもあるため、以下のパラメタに指定した値とは異なる場合があります。
       ・動作環境ファイルのR_LOCKパラメタ
       ・ctuneparamオプションのCLI_R_LOCKパラメタ
       ・ODOSのオプション値のCLI_R_LOCKパラメタ
       ・tuneparamキーワードのR_LOCKパラメタ
     本パラメタが有効に動作しているかどうかを確認する場合、
     アクセスプランを参照してください。)
(8) 資源名 (データベース名.DSI名)
    ((7)階層がCOMMITと表示されている場合、“------.------”で表示されます。)
(9) クライアントプロセスがコネクトしたRDBシステム名
2

待ち状態になっている資源の情報を表示した場合(lオプション、sオプションおよびeオプション)

 $ rdblkinf -l -s -e

 RDBII rdblkinf DATE:2008/05/21 TIME:11/35/50

 DSI-name : DB0001.DSI0001  (1)
     (2)     (3)      (4)   (5)   (6)      (7)           (8)      (9)
             (10)
   Status   Uid     Pid    Sid    Type   Name            Unit   Purpose
            System
   WAIT     I4874   23045    2    SQL    APL01/CONNECT1  DSI    REFER
            RDBSYS1
   ACTIVE   I4874   13254    1    SQL    APL05/CONNECT5  DSI    UPDATE
            RDBSYS2
(1) 資源名(データベース名.DSI名)
(2) 状態
    ACTIVE : 動作中
    WAIT   : 待ち状態
(3) ログイン名
    (トランザクション占有以外の場合は、“-------”で表示されます。)
(4) プロセスID
    (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
     現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(5) セションID
    (eオプションを指定した場合だけ表示されます。)
    (マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は
     “-----”が表示されます。)
(6) クライアントプロセス種別
    SQL    : システム内通信のアプリケーション
    SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
    TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
    RDA-SV : RDA-SV接続のアプリケーション
    RDBCMD : RDBコマンド
    DAEMON : RDBシステムデーモン
    ODOS   : ODOS連携のODBCアプリケーション
(7) モジュール名
    システム内通信のアプリケーション :
      アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
      (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
       先頭の15バイトだけが出力されます。)
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション :
      データベース名/コネクション名
      (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、
       OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
    リモートアクセスのアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDBコマンド :
      RDBコマンド名
    ODOS連携のODBCアプリケーション :
      接続端末のIPアドレス/データソース名、
      またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名
(8) 階層
      DSI    : DSI
      PAGE   : ページ
      ROW    : 行
      COMMIT : コミット処理中の場合
    (トランザクションの排他単位だけでなく、内部での一時的な排他単位が
     表示されることもあるため、以下のパラメタに指定した値とは異なる場合があります。
       ・動作環境ファイルのR_LOCKパラメタ
       ・ctuneparamオプションのCLI_R_LOCKパラメタ
       ・ODOSのオプション値のCLI_R_LOCKパラメタ
       ・tuneparamキーワードのR_LOCKパラメタ
     本パラメタが有効に動作しているかどうかを確認する場合、
     アクセスプランを参照してください。)
(9) 占有目的
      REFER        : 参照
      UPDATE       : 更新
      REFER|UPDATE : 参照更新
      (トランザクション占有以外の場合は,“-------”で表示されます。)
(10) クライアントプロセスがコネクトしたRDBシステム名

参照

rdblkinfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。