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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

C.11 アプリケーション作成時の注意

アプリケーションサーバなどのように、他ノード上で動作するアプリケーションからリモートアクセスしている時に、Symfoware/RDBの動作するノードでクラスタシステムの切替えが発生した場合に返却するSQLSTATEについて示します。

ロードシェア運用でリモートアクセスのアプリケーションが接続しているノードまたはSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。

ダウンするタイミングにより、即時にエラーを検出できる場合もありますが、無応答になる場合もあります。クライアント用の動作環境パラメタのWAIT_TIMEを指定することなどにより、無応答を防ぐ必要があります。

ダウン中にCONNECTしたとき

71001

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。

TCP/IPのタイムアウト時間まで応答がなく、エラーを検出できないことがあります。この場合はWAIT_TIMEの指定でもエラー検出までの時間は制御できませんが、無応答ではありません。

71002

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOS依存です。

エラーは即座に検出されます。

Symfoware/RDBサブシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

ダウン中にアクセスしたとき

08004

40003

待機ノードへの切替え開始後

切替え前にアクセスしたとき

71900

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。ただし、ホットスタンバイ機能を利用する場合は、コネクションの接続・切断処理はエラーになりません。スタンバイ機能を利用する場合は、コネクションの接続は08004のエラーとなります。

切替え中にアクセスしたとき

71900

ダウンリカバリ完了前にアクセスしたとき

71410

フラッシュトリートメントリカバリを使用している場合に、Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

ロードシェア運用で、リモートアクセスのアプリケーションが接続しているノードに目的のデータがなく、目的のデータが存在するノードにアクセスしている時に、アクセス先のノードまたはSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“PRIMECLUSTERがノードダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBサブシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“Symfoware/RDBがサブシステムダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

待機ノードへの切替え開始後

切替え前にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

切替え中にアクセスしたとき

71003

ダウンリカバリ完了前にアクセスしたとき

71410

フラッシュトリートメントリカバリを使用している場合に、Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

Symfoware/RDBがサブシステムダウンを検出するまでの時間は、Symfoware/RDBのリソース登録で指定するプロセス監視の時間間隔が関係します。(rdbhsrscコマンドのiオプションで指定します。)

PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間は1秒程度です。

ロードシェア運用で、ローカルアクセスのアプリケーションを実行しているノードに目的のデータがなく、目的のデータが存在するノードにアクセスしている時に、アクセス先のノードまたはSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“PRIMECLUSTERがノードダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBサブシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“Symfoware/RDBがサブシステムダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

待機ノードへの切替え開始後

切替え前にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

切替え中にアクセスしたとき

71003

ダウンリカバリ完了前にアクセスしたとき

71410

フラッシュトリートメントリカバリを使用している場合に、Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

Symfoware/RDBがサブシステムダウンを検出するまでの時間は、Symfoware/RDBのリソース登録で指定するプロセス監視の時間間隔が関係します。(rdbhsrscコマンドのiオプションで指定します。)

PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間は1秒程度です。