アーカイブログファイルのリカバリには、Symfoware/RDB運用中のリカバリ中に行う方法と、Symfoware/RDB停止中に行う方法があります。Symfoware/RDB運用中のリカバリは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionで利用できます。
アーカイブログファイルのリカバリは、rdblogコマンドでリカバリをします。
参照
各コマンドのオプションの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
システムロググループの場合は、Capitalシステムの運用ノードでリカバリをしてください。
ユーザロググループの場合は、ロググループが偏在するSatelliteシステムでリカバリをしてください。
リカバリ操作の手順は、“6.6.1 Symfoware/RDB運用中のリカバリ”を参照してください。
Capitalシステムが稼動する任意のノードで、RDBNAMEにCAPITALを指定して、以下の手順でリカバリをしてください。
(1) スケーラブル型のクラスタアプリケーションに 登録されているすべての運用系および待機系の クラスタアプリケーションを保守停止します。 クラスタアプリケーションの保守停止手順は、 “9.5 クラスタアプリケーションの保守のための停止”を 参照してください。 (2) 媒体障害の場合は、障害ボリュームを取り換え、 ―――― CE作業 ボリュームの構成情報をリカバリします。 (3)アーカイブログファイルを削除します。 ―――― rdblogコマンド (Dオプションかつ aオプションかつ gオプション) (4)すべてのアーカイブログファイルを再作成します。 ―――― rdblogコマンド (Gオプションかつ aオプションかつ gオプション) ―――― rdblogコマンド (Uオプションかつ aオプションかつ gオプション) (5)すべてのアーカイブログファイルが正常に作成された ―――― rdblogコマンド ことを確認します。 (Vオプションかつ aオプションかつ gオプション) (6)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認) ―――― rdbstartコマンド (7)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認) ―――― rdbstopコマンド (8)スケーラブル型のクラスタアプリケーションに 登録されているすべての運用系および待機系の クラスタアプリケーションの保守停止を解除します。 クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、 “9.6 クラスタアプリケーションの保守停止の解除”を 参照してください。 (9)システムロググループの場合、 ―――― rdbdmpdicコマンド RDBディクショナリの退避データを取得します。 以下の処理はDSIが偏在するSatelliteシステムで実施してください。 (10) 当該ロググループのすべてのDSIの退避データを取得 ―――― rdbdmpコマンド します。
備考. (3)以降の操作は当該ロググループを対象にして作業を実施します。
注意
アーカイブログファイルの再作成後は、DSIおよびRDBディクショナリの退避データを採取しなおしてください。アーカイブログファイルが再作成された場合、アーカイブログファイルが再作成される以前に採取された退避データを使用したメディアリカバリができなくなります。
アーカイブログファイルが異常状態になり、かつDSIとRDBディクショナリの両方、または、いずれかが異常状態となった場合は、アーカイブログファイルを再作成し、DSIおよびRDBディクショナリを復元後にDSIおよびRDBディクショナリの退避データを採取しなおしてください。