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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

6.4.2 Symfoware/RDB停止中のリカバリ

Symfoware/RDB停止中にリカバリする場合のリカバリ操作の手順を以下に示します。

リカバリ操作の手順

運用系のRDBシステムで、以下の手順でリカバリをしてください。

(1) 運用系および待機系のクラスタアプリケーションを保守停止
    します。
    クラスタアプリケーションの保守停止手順は、
    “5.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”を
    参照してください。
(2)媒体障害の場合は、障害ボリュームを取り換え、                ―――― CE作業
    ボリュームの構成情報をリカバリします。
(3)GDSリソースを活性状態にします。
    GDSリソースの活性手順は、“3.4.1 GDSリソースの活性”を
    参照してください。
    ロググループ管理ファイルとログ管理ファイルを同一の
    ローデバイスに配置していない場合、またはスケーラブルログ運用
    をしていない場合                                            ⇒(7)
    ロググループ管理ファイルとログ管理ファイルを同一の
    ローデバイスに配置している場合                              ⇒(4)
(4)ロググループ管理ファイルを作成します。                        ―――― rdblogコマンド
                                                                 (Mオプション)
(5)同一ローデバイス以外のすべてのユーザロググループの            ―――― rdblogコマンド
    ログ管理ファイルを再登録します。                                     (Aオプションかつ
                                                                          Iオプション)
(6)該当するロググループ以外のすべてのロググループのログ管理      ―――― rdblogコマンド
    ファイルが正常に登録されたことを確認します。                         (Vオプションかつ
                                                                          Iオプション)
(7)ログ管理ファイルを作成します。                                ―――― rdblogコマンド
    スケーラブルログ運用ではない場合またはシステムログ                    (Iオプション) 
    グループの場合
    ユーザロググループかつ(4)によりロググループ管理ファイル              (Iオプションかつ
    を作成している場合                                                    gオプション)
    ユーザロググループかつ(4)によりロググループ管理ファイル              (Iオプションかつ
    を作成していない場合                                                  rオプションかつ
                                                                          gオプション)
(8)すべてのアーカイブログファイルを再登録します。                ―――― rdblogコマンド
                                                                        (Aオプションかつ
                                                                         aオプション)
(9)すべてのアーカイブログファイルが正常に登録された              ―――― rdblogコマンド
    ことを確認します。
  スケーラブルログ運用ではない場合                                      (Vオプションかつ
                                                                         aオプション)
  スケーラブルログ運用の場合                                            (Vオプションかつ
                                                                         aオプションかつ
                                                                         gオプション)
(10)テンポラリログファイルを再登録します。                      ―――― rdblogコマンド
    同一ローデバイスにテンポラリログファイルを配置している              (Aオプションかつ
    場合は、そのテンポラリログファイルのリカバリを行います。             tオプション)
    “6.5 テンポラリログファイルのリカバリ”を参照してください。
(11)テンポラリログファイルが正常に登録されたことを確認します。  ―――― rdblogコマンド
      スケーラブルログ運用ではない場合                                  (Vオプションかつ
                                                                         tオプション)
      スケーラブルログ運用の場合                                        (Vオプションかつ
                                                                         tオプションかつ
                                                                        gオプション)
(12)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)                      ―――― rdbstartコマンド
(13)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)                      ―――― rdbstopコマンド
(14)GDSリソースを非活性状態にします。
    GDSリソースの非活性化手順は、“3.4.15 GDSリソースの非活性”を
    参照してください。
(15)運用系および待機系のクラスタアプリケーションの保守停止
    を解除します。クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、
    “5.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”を
    参照してください。

備考. スケーラブルログ運用の場合、(8)以降の操作は該当するロググループを対象にして作業を実施します。