サーバ認証において、以下のような状態になった場合、サーバ証明書ファイル、CA証明書ファイル、および、サーバ秘密鍵ファイルを更新(再発行)する必要があります。
サーバ証明書ファイルの有効期限が近づいた場合
CA証明書ファイルの有効期限が近づいた場合
サーバ証明書ファイルまたはサーバ秘密鍵ファイルを漏洩、紛失した場合
証明書の更新時にはSymfoware/RDBを停止する必要があるため、証明書ファイルの更新は計画的に行ってください。
サーバ認証の証明書ファイルの更新を行う場合の手順を、以下に示します。
詳細は、証明書ファイルの取得先である、公的または独自認証局(CA)より公開されている手順を参照してください。
サーバ秘密鍵ファイルを作成 (注)
サーバ秘密鍵ファイルのパスフレーズ解除
サーバ秘密鍵ファイルからCSR(サーバ証明書を取得するための署名要求)を作成
認証局(CA)へCSRを提出し、サーバ証明書ファイルおよびCA証明書ファイルを取得
注) 既存のサーバ秘密鍵ファイルを上書きしないようにしてください。
操作の手順
サーバ認証の証明書ファイルの更新後のセットアップは、運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。
(1) クラスタアプリケーション配下の業務を完全に停止します。 (2) 運用系および待機系のクラスタアプリケーションを保守停止します。 クラスタアプリケーションの保守停止手順は、 “5.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”を参照してください。 (3) Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。 (Symfoware/RDBを配置している各ノードのメッセージログファイルに、 Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常に停止していることを確認します。) (4) サーバ認証の証明書ファイルをセットアップします。 サーバ認証の証明書ファイルのセットアップ手順は、 "3.4.10.1 通信データの暗号化のセットアップ"を参照してください。 (5) 運用系および待機系のクラスタアプリケーションの保守停止を解除します。 クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、 “5.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”を参照してください。 (6) 業務を再開します。