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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

4.5 共用ディスク装置を使用しない場合のDSIの再配置手順

共用ディスク装置を使用しない場合のDSIの再配置には以下があります。

なお、RDBコマンドで指定する出力データ格納ファイルおよび入力データ格納ファイルは、ローカルディスクに配置します。

表のDSIの容量拡張を伴わない再配置の場合

表のDSIの容量拡張を伴わない再配置の手順を以下に示します。

(1) 表のDSIのデータをファイルに出力します。             ――― rdbunlコマンド 
(2) 出力データ格納ファイルをテープ媒体へバックアップまたは
    待機ノードにファイル転送します。 
(3) (1)で出力したデータを表DSIに格納します。            ――― rdbsloaderコマンド
    正常終了したときは                                  ⇒(7)
    rdbsloaderコマンド実行中に切替えが発生した場合は    ⇒(4)
(4) 待機ノードへの切替えが発生します。
(5) (2)でテープ媒体にバックアップしたデータをファイルにリカバリします。
    ファイル転送した場合はそのファイルを使用します。
(6) (5)でリカバリしたデータを表のDSIに格納します。      ――― rdbsloaderコマンド
(7) リカバリ運用に備えて、表のDSIのデータを外部ファイル ――― rdbdmpコマンド 
    にバックアップします。
表のDSIの容量拡張を伴う再配置の場合

表のDSIの容量拡張を伴う再配置の手順を以下に示します。

(1) 表のDSIのデータをファイルに出力します。             ――― rdbunlコマンド 
(2) 出力データ格納ファイルをテープ媒体へバックアップまたは待機
    ノードにファイル転送します。
(3) 対象DSIに参照更新抑止の利用規定を設定します。       ――― rdbrtrコマンド
(4) 表のDSIの容量拡張を伴う再配置を行います。           ――― rdbgcdsiコマンド
    正常終了したときは                                  ⇒(5)  (Eオプション)
    rdbgcdsiコマンド実行中に切替えが発生した場合は      ⇒(6)
(5) 対象DSIに設定した参照更新抑止の利用規定を解除       ――― rdbrlsコマンド
    します。                                            ⇒(15)
(6) 待機ノードへの切替えが発生します。
(7) (2)でテープ媒体にバックアップしたデータをファイルにリカバリします。
    ファイル転送した場合はそのファイルを使用します。
(8) 対象DSIに設定した参照更新抑止の利用規定を解除します。――― rdbrlsコマンド
(9) (7)でリカバリしたデータを表のDSIに格納します。       ――― rdbsloaderコマンド
(10) 容量拡張が実施されているか確認します。              ――― rdbprtコマンド
    (対象DSIの情報を出力しAllocation informationに出力
    される情報を確認してください。)
(11) (10)の確認結果により以下の処理を実施します。
    容量拡張が完了していない場合は                      ⇒(12)
    容量拡張が完了している場合は                        ⇒(15)
(12) 対象DSIに参照更新抑止の利用規定を設定します。      ――― rdbrtrコマンド
  (設定済のエラーとなった場合、無視して処理を続行します。)
(13) 表のDSIの容量拡張を伴う再配置を行います。          ――― rdbgcdsiコマンド
                                                              (Eオプション)
(14) 対象DSIに設定した参照更新抑止の利用規定を解除      ――― rdbrlsコマンド
    します。
(15) リカバリ運用に備えて表のDSIのデータを外部ファイル  ――― rdbdmpコマンド
    にバックアップします。
インデックスのDSIの容量拡張を伴わない再配置の場合

インデックスのDSIの容量拡張を伴わない再配置の手順を以下に示します。

(1) インデックスのDSIの創成を行います。                 ――― rdbsloaderコマンド
    正常終了したときは再配置処理完了です。                    (xオプション)
    rdbsloaderコマンド実行中に切替えが発生した場合は    ⇒(2)
(2) 待機ノードへの切替えが発生します。
(3) インデックスのDSIの創成を行います。                 ――― rdbsloaderコマンド
                                                              (xオプション)
インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置の場合

インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置の手順を以下に示します。

(1) 対象のインデックスのDSIと関連する表DSIに参照更新    ――― rdbrtrコマンド 
    抑止の利用規定を設定します。
(2) インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置を行います。 ――― rdbgcdsiコマンド
    正常終了したときは                                  ⇒(3)  (Eオプション)
    rdbgcdsiコマンド実行中に切替えが発生した場合は      ⇒(4)
(3) 対象DSIに設定した参照更新抑止の利用規定を解除       ――― rdbrlsコマンド
  します。                                              ⇒(12)
(4) 待機ノードへの切替えが発生します。
(5) 対象のインデックスのDSIと関連する表のDSIに設定した  ――― rdbrlsコマンド
    参照更新抑止の利用規定を解除します。
(6) インデックスのDSIの創成を行います。                 ――― rdbsloaderコマンド
                                                              (xオプション)
(7) 容量拡張が実施されているか確認します。              ――― rdbprtコマンド
    (対象DSIの情報を出力しAllocation informationに出力
    される情報を確認してください。)
(8) (7)の確認結果により以下の処理を実施します。
    容量拡張が完了していない場合は                      ⇒(9)
    容量拡張が完了している場合は                        ⇒(12)
(9) 対象のインデックスのDSIと関連する表のDSIに参照      ――― rdbrtrコマンド
    更新抑止の利用規定を設定します。
    (設定済のエラーとなった場合、無視して処理を続行します。)
(10) インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置を行います。――― rdbgcdsiコマンド
                                                              (Eオプション)
(11) 対象のインデックスのDSIと関連する表のDSIに設定     ――― rdbrlsコマンド
    した参照更新抑止の利用規定を解除します。
(12) 再配置処理完了