ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

4.4 状態遷移時の運用

状態遷移時の運用について作業の流れを以下に示します。

フェイルオーバ運用中の起動の操作は、Onlineスクリプトにより自動的に行われます。

スタンバイ機能を利用した運用の場合


ホットスタンバイ機能を利用した運用の場合


引き継げない機能

運用系のクラスタアプリケーションで処理の途中となっていたトランザクションは、すべてロールバックされます。

注意

フェイルオーバ運用の場合、Symfoware/RDBのリソースに異常が発生したときは、クラスタシステムがクラスタアプリケーションの切替えを行いますが、RDA-SVに異常が発生した場合は、クラスタシステムによる切替えは行われません。システム管理者がRDA-SVを再起動してください。

状態遷移時のエラーについて

クラスタアプリケーションの状態遷移時にSymfoware/RDBのスクリプトでエラーが発生した場合、Cluster Adminのswitchlogに以下のメッセージが表示されます。

2008-05-14 11:08:22.060:(DET, 3): ERROR: FAULT REASON: Resource <Symfoware_rdbsys1> transitioned to a Faulted state due to a script failure.

Symfoware_rdbsys1 : Symfoware/RDBのリソース名(RDBシステム名をつけない運用の場合は“Symfoware_RDBII”)


Switchlogを表示するには[Cluster Admin]画面で[ツール]-[switchlogの表示]を選択します。

上記のエラーメッセージに表示されるリソース名が、Symfoware/RDBのリソース名の場合、メッセージログファイルに出力されているメッセージを参照してください。