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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

2.4 アプリケーション作成時の注意

アプリケーションサーバなどのように、他ノード上で動作するアプリケーションからリモートアクセスしている時に、Symfoware/RDBの動作するノードの異常などが発生した場合に返却するSQLSTATEについて示します。

ノードダウン発生からクラスタシステムによるクラスタアプリケーションの切替え完了までの間に返却されるSQLSTATEの詳細については、“付録B SQLSTATE値”を参照してください。

フェイルオーバ運用で、リモートアクセスのアプリケーションが接続しているノードまたはSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。
ダウンするタイミングにより、即時にエラーを検出できる場合もありますが、無応答になる場合もあります。クライアント用の動作環境パラメタのWAIT_TIMEを指定することなどにより、無応答を防ぐ必要があります。

ダウン中にCONNECTしたとき

71002

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。
TCP/IPのタイムアウト時間まで応答がなく、エラーを検出できないことがあります。この場合はWAIT_TIMEの指定でもエラー検出までの時間は制御できませんが、無応答ではありません。

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。
エラーは即座に検出されます。

Symfoware/RDBシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

ダウン中にアクセスしたとき

08004

40003

待機ノードへの切替え開始後

切替え前にアクセスしたとき

71900

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。
エラーは即座に検出されます。ただし、ホットスタンバイ機能を利用する場合は、コネクションの接続・切断処理はエラーになりません。スタンバイ機能を利用する場合は、コネクションの接続は08004のエラーとなります。

切替え中にアクセスしたとき

71900

ロードシェア運用でリモートアクセスのアプリケーションが接続しているノードまたはSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。

ダウンするタイミングにより、即時にエラーを検出できる場合もありますが、無応答になる場合もあります。クライアント用の動作環境パラメタのWAIT_TIMEを指定することなどにより、無応答を防ぐ必要があります。

ダウン中にCONNECTしたとき

71001

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。

TCP/IPのタイムアウト時間まで応答がなく、エラーを検出できないことがあります。この場合はWAIT_TIMEの指定でもエラー検出までの時間は制御できませんが、無応答ではありません。

71002

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOS依存です。

エラーは即座に検出されます。

Symfoware/RDBシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

ダウン中にアクセスしたとき

08004

40003

ロードシェア運用で、リモートアクセスのアプリケーションが接続しているノードに目的のデータがなく、目的のデータが存在するノードにアクセスしている時に、アクセス先のノードまたはSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“PRIMECLUSTERがノードダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“Symfoware/RDBがシステムダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

引継ぎ先ノードへの引継ぎ処理開始後

引継ぎ処理前にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

引継ぎ処理中にアクセスしたとき

71003

ロードシェア運用で、ローカルアクセスのアプリケーションが存在するSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

Symfoware/RDBシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

ダウン中にアクセスしたとき

71001

ロードシェア運用で、ローカルアクセスのアプリケーションを実行しているノードに目的のデータがなく、目的のデータが存在するノードにアクセスしている時に、アクセス先のノードまたはSymfoware/RDBがダウンした場合

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“PRIMECLUSTERがノードダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40703

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラー検出までの時間は、“Symfoware/RDBがシステムダウンを検出するまでの時間+PRIMECLUSTERが状態遷移を開始するまでの時間”になります。

ダウン中にアクセスしたとき

71003

引継ぎ先ノードへの引継ぎ処理開始後

引継ぎ処理前にアクセスしたとき

71003

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。

エラーは即座に検出されます。

引継ぎ処理中にアクセスしたとき

71003