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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

2.3.1 クラスタシステムと自動連携している機能

クラスタシステムは、クラスタシステムを構成するハードウェア資源やソフトウェア資源を活性化または非活性化する制御や故障監視を行う単位ごとにリソースとして管理します。Symfoware Serverは運用単位であるSymfoware/RDBを、リソースとしてクラスタシステムに登録します。

クラスタシステムのリソースとして登録したSymfoware/RDBを起動または停止する場合は、PRIMECLUSTERのクラスタアプリケーションを起動または停止します。クラスタシステムでは、Symfoware/RDBの起動および停止は、PRIMECLUSTERのクラスタアプリケーションの状態遷移と連動します。

クラスタシステムで、rdbstartコマンドまたはrdbstopコマンドを実行するのは、以下のような特別な場合のみです。

rdbstartコマンドでSymfoware/RDBを起動している状態で、クラスタアプリケーションの起動などを行った場合、クラスタアプリケーションの状態遷移に失敗する可能性があります。状態遷移の延長で実行されるSymfoware/RDBの起動がエラー(すでに起動されている)となり、状態遷移そのものがエラーとなる可能性があります。

このような操作ミスによる状態遷移の失敗を防ぐため、rdbstartコマンドまたはrdbstopコマンドによるSymfoware/RDBの起動または停止は、上記のような特別な場合以外では行わないでください。