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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
ServerView

9.1.3 業務LANとiSCSI LANの物理ネットワークの設計

業務LANには、管理対象機器(サーバ機器とネットワーク機器)が接続されます。
iSCSI LANには、管理対象機器(サーバ機器とストレージ機器)が接続されます。

なお、iSCSI LANについては、iSCSIに対応したストレージ機器と物理L-Serverの配備対象になるサーバ機器を接続する場合に設計が必要です。


9.1.3.1 業務LANを設計するために必要な情報

業務LANを設計するために、事前に明確にしておく情報を以下に示します。

9.1.3.2 iSCSI LANを設計するために必要な情報

iSCSI LANを設計するために、事前に明確にしておく情報を以下に示します。

設計した仮想システムの要件を実現するために、業務LANとiSCSI LANで必要な機器を明確にすることで、物理ネットワーク構成が確定します。

以下に仮想システムと物理ネットワーク構成の対応イメージの例を示します。

図9.7 仮想システムと物理ネットワーク構成の対応イメージ例

注1) ネットワーク機器によっては、1台でファイアーウォールとサーバロードバランサーの機能を持つものがあります。その場合、ファイアーウォールとサーバロードバランサーの間にアクセススイッチはありません。

仮想システムをテナント単位に何個用意し、テナントを何個用意するのか決定することで、必要な機器の台数が決定し、全体構成も明確になります。

以下に物理システムの全体構成例を示します。

図9.8 物理ネットワークの全体構成例

注1) ネットワーク機器によっては、1台でファイアーウォールとサーバロードバランサーの機能を持つものがあります。その場合、ファイアーウォールとサーバロードバランサーの間にアクセススイッチはありません。