決定した物理システムと本製品で管理するリソースの関係について説明します。
本製品では、仮想システムをユーザーに提供すると共に、仮想システムを運用することになります。そのため、物理システムと仮想システムを構成するリソースの関係を理解しておく必要があります。
なお、物理機器を仮想システムでどのように利用するかによって、物理機器とリソースは、"1対1"または"1対n"の関係になります。
以下に「図9.8 物理ネットワークの全体構成例」を例にした、物理ネットワークとリソースの関係を示します。
以下に、1つの仮想システム(L-Platform)に対して物理機器とリソースを割り当てた場合のイメージ例を示します。
イメージ例では、ファイアーウォール機器、サーバロードバランサー機器およびとL2スイッチに対しては1対1でリソースを割り当て、サーバ機器とストレージ機器に対しては1対nでリソースを割り当てています。
なお、本製品ではL2スイッチをネットワークデバイスとしてリソース管理しますが、仮想システムに割り当てるときにはネットワークリソースを構成する要素の1つとして含まれるため、仮想システムにはL2スイッチのネットワークデバイスは現れません。