サーバのI/Oアダプター(HBA)は、出荷時に世界で唯一の物理アドレスWWN(World Wide Name)が付与され、ストレージネットワーク側からサーバを識別するために利用されています。このため、従来、サーバの増設、保守(交換)およびサーバ切替え時に、必ずストレージネットワーク側のWWNの設定変更が必要でした。本製品では、このWWNの代わりに、サーバの運用に合わせたWWNをサーバ側に設定し、サーバ側でI/O制御を可能にする2つのI/O仮想化技術(HBA address renameとVIOM)を取り入れています。
VIOMでは、ネットワークアダプター(NIC)のMACアドレス、ブート設定およびネットワーク設定についても仮想化できるため、MACアドレスを参照するソフトウェアやネットワーク機器についても、設定を変更する必要はありません。
注意
HBA address renameを利用するには、"I/O仮想化オプション"が必要です。
VIOM連携を利用するには、本製品の管理サーバ上に、ServerView Virtual-IO Managerのインストールが必要です。