ここでは、物理サーバ、仮想マシン、およびL-ServerのL-Platformへの取り込みについて説明します。
物理サーバ、仮想マシン、およびL-Server をL-Platform管理機能に取り込むには、以下の2つの方法があります。
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに変換し、変換したL-ServerのL-Platformへの取り込み
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに変換し、変換したL-ServerをL-Platformに取り込むには、以下の手順を実施してください。
物理サーバまたは仮想マシンのL-Serverへの変換
「物理サーバまたは仮想マシンのL-Serverへの変換」を参照してください。
変換したL-Serverに対するネットワーク情報の設定
「7.2.3.1 変換したL-Serverに対するネットワーク情報の設定」を参照してください。
ネットワーク情報を設定したL-Serverの取り込み
「7.2.3.2 L-Serverの取り込み」を参照してください。
RORコンソールで作成したL-ServerのL-Platformへの取り込み
RORコンソールで作成したL-ServerをL-Platformに取り込めます。
「7.2.3.2 L-Serverの取り込み」を参照してください。
「物理サーバまたは仮想マシンのL-Serverへの変換」で変換したL-Serverに対して、ネットワーク情報を設定します。
ネットワーク情報の設定は、rcxadm lserver attach -defineコマンドを実行します。
rcxadm lserver attach -defineコマンドによるネットワーク情報の設定は、L-Platform管理機能に取り込む前のL-Serverに対してだけ実行できます。
また、rcxadm lserver attach -defineコマンドは、Solarisコンテナの場合だけ実行できます。
NICを複数追加する場合、追加するNICの数だけrcxadm lserver attach -defineコマンドを実行します。
詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。
RORコンソールで配備したサーバや、取り込んだVMゲストを、L-Server取り込みコマンド(cfmg_importlserver)で、L-Platform管理機能に取り込むことができます。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「12.4 cfmg_importlserver(L-Serverの取り込み)」を参照してください。
注意
インフラ管理者用L-ServerをL-Platformに取り込んだ場合、そのL-Serverの操作権限はテナント管理者/利用者に譲渡されます。
このL-Serverをcfmg_deletelserverコマンドによりL-Platformから解除した場合、インフラ管理者用L-Serverに戻ります。
NICがないL-Serverを取り込むことはできません。
イメージ情報を指定せずに取り込んだL-Serverの初期パスワード情報には何も設定されません。L-Platform管理画面の、システム詳細画面の初期パスワード確認画面では、"初期パスワードは「」です。"と表示されます。
テナント配下に存在しているL-Serverを、他のテナントに取り込むことはできません。
テナント配下以外に存在しているL-Serverを取り込む場合、取り込み対象のL-Serverの電源をOFFにする必要があります。
VMホストを導入した物理L-Serverを取り込まないでください。物理L-ServerへのVMホストの導入方法は、「導入ガイド CE」の「付録D 物理L-Serverに対するVMホストの導入」を参照してください。
L-Platform管理機能に取り込んだL-Serverは、L-Server解除コマンド(cfmg_deletelserver)を利用することにより、L-Platformから解除することができます。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「12.2 cfmg_deletelserver(L-Serverの解除)」を参照してください。