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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 導入ガイド
ServerView

2.1.3 インストール【Linuxマネージャー】

以下の手順で、マネージャーをインストールします。

インストールする前に、「2.1.1 事前準備」が行われているか確認してください。

  1. システムにOSの管理者(root)でログインします。

    本製品をインストールする管理サーバをマルチユーザーモードで起動し、システムにrootでログインしてください。

  2. 本製品の1枚目のDVD-ROMをセットし、以下のコマンドを実行してDVD-ROMをマウントします。自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROMの自動マウントを行うと、マウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。

    DVDのマウントポイントには、DVD-ROMの1枚目から3枚目まで同じ値を設定してください。

    # mount -t iso9660 -r /dev/hdc DVD-ROMマウントポイント <RETURN>

  3. マネージャーのインストールコマンド(RcSetup.shコマンド)を実行します。

    # DVD-ROMマウントポイント/RcSetup.sh <RETURN>

  4. "2. Manager(Cloud Edition) installation"を選択してください。

  5. インストーラの対話指示に従って、インストールします。

    2.1.1.2 必要な情報の収集と確認」の「インストール時のパラメーター」で設計および確認したパラメーターを適宜入力します。

  6. ディスク入れ替えのメッセージが出力されます。

  7. 別のターミナル(Gnome端末など)を起動し、コマンドでDVD-ROMを取り出します。

    # eject DVD-ROMマウントポイント <RETURN>

  8. DVD-ROM(2枚目)に入れ替え、automountの完了を待ちます。

  9. DVD-ROMの再マウントを行います。

    # umount DVD-ROMマウントポイント <RETURN>
    # mount -t iso9660 -r /dev/hdc DVD-ROMマウントポイント <RETURN>

  10. [Enter]キーを入力してインストールを続行します。

  11. DVD-ROM(3枚目)も手順8.~10.と同じ操作を行い、インストールを続行します。

ポイント

【Solarisコンテナ】
BMC BladeLogic Server Automationが管理サーバにインストールされている場合、および本製品インストール後にBMC BladeLogic Server Automationをインストールする場合は、以下の手順を実施してください。

  1. OSの管理者(root)で以下のコマンドを実行して、Interstage data storeのサービスを停止します。

    # /opt/FJSVena/Enabler/server/bin/enablerstop <RETURN>

  2. OSの管理者(root)で以下のコマンドを実行して、Interstage data storeのサービスを無効化します。

    # /sbin/chkconfig --del Enabler <RETURN>

インストール完了後、マネージャーのセットアップが必要です。詳細は、「2.1.4 セットアップ」を参照してください。

注意

  • カレントディレクトリの設定

    ディスク入れ替えができなくなるため、カレントディレクトリをDVD-ROM上に設定しないでください。

  • シングルユーザーモードの場合

    シングルユーザーモードの場合、X Windowsが起動されていないため、以下のどれかが必要です。

    • 仮想コンソールの切替え([Ctrl] + [Alt] + [Fn]キー操作での切替え)

    • コマンドのBG化

  • インストール失敗時の対処

    インストールに失敗した場合、OSの再起動後にインストールを行ったユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってアンインストールしてください。

    そのあと、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして失敗した原因を取り除き、再インストールしてください。

  • インストール時に内部不整合があると、"The problem occurred while installing it"または"It failed in the installation"というメッセージが表示され、インストールに失敗します。その場合、マネージャーをアンインストール後、再インストールしてください。問題が解決しない場合、当社技術員に連絡してください。

  • 本製品の使用ポートに対するファイアーウォール設定の無効化

    ファイアーウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャー、エージェント、およびクライアント間の通信が問題なく行われるように、使用するポート番号のファイアーウォールを無効に設定してください。

    本製品と必須ソフトウェアが使用するポート番号については、「設計ガイド CE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。

    なお、本製品のインストール時に、servicesファイルを編集してポート番号の変更を行った場合、「設計ガイド CE」の「付録A ポート一覧」に記載されている本製品のデフォルトのポート番号を、インストールの際に変更したポート番号に読み替えてください。

  • インストール時に使用済みのポートが存在していると"The specified port number Port Number selected for ServerView Resource Orchestrator is already used."というメッセージが表示され、インストールに失敗します。その場合、当社技術員に連絡してください。

  • インストール先ディレクトリ

    インストール先ディレクトリは、以下で固定されているため変更できません。

    • /opt

    • /etc/opt

    • /var/opt

    • /root/InstallShield

  • 以下のユーザーが追加されます。

    • swrbadbuser

      swrbadbuserは、プロセス管理用のデータベースサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。本製品をインストールしている状態でこのアカウントを削除しないでください。

    • swrbajobuser

      swrbajobuserは、ジョブ実行制御のサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。
      本製品をインストールしている状態でこのアカウントを削除しないでください。

    • rcxctdbchg

      rcxctdbchgは、メータリング用のデータベースサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。本製品をインストールしている状態でこのアカウントを削除しないでください。