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FUJITSULinkexpress Replication option 説明書

6.34.1 lxgensvコマンド

レプリケーションを行う場合、lxgensvコマンド(DBサービス定義コマンド)の-fオプションで指定するDBサービス定義ファイルの定義文に対していくつかの追加や変更があります。ここでは、これらのDBサービス定義の変更点について説明します。

なお、lxgensvコマンドの形式、機能説明、オプションの意味および復帰値に変更はありません。

lxgensvコマンドおよびDBサービス定義の詳細については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

6.34.1.1 オペランドおよび指定値の短縮記述形式

DBサービス定義では、一部のオペランドおよび指定値について短縮記述が可能です。

以下に、グループ単位のレプリケーションで追加になった短縮記述形式を示します。

  

6.34.1.2 DBサービス定義の各定義文の関係

DBサービス定義は、次の定義文によって入出力の属性や編集操作を定義します。

グループ単位のレプリケーションは、これらのDBサービスを1つのトランザクションで格納される資源(表やDSI)の数だけ定義し、以下の定義文でレプリケーショングループとしてグループ化することで実現されます。

REPLICAGROUP定義文:レプリケーショングループの定義を行います。

6.34.1.3 REPLICAGROUP定義文

[説明]

REPLICAGROUP定義文は、グループ単位のレプリケーションの場合にレプリケーショングループの定義を行う定義文です。

[記述形式]

REPLICAGROUP
         NAME=レプリケーショングループ名
         MEMBER=(OUTTABLE識別名 [,OUTTABLE識別名] ...)
         FILE=入力ファイル名
        [TEMPDIR=作業用ディレクトリ]
        [INCODE=入力データのコード系]
        [IN_UNICODE_TYPE=入力データのコード系がUNICODEの場合のデータ形式]
        [INBYTEORDER=入力データの数値表現形式]
         DATABASE=データベース名
        [OUTCODE=出力データのコード系]
        [OUT_UNICODE_TYPE=出力データのコード系がUNICODEの場合のデータ形式]
        [ENVFILE=DB動作環境定義ファイル名]
        [LOGTYPE=差分データ形式]

6.34.1.4 INTABLE定義文

ここでは、INTABLE定義文で追加、変更になったオペランドについて、以下の2つの場合に分けて説明します。

表単位のレプリケーション

表単位のレプリケーションを行う場合、INTABLE定義文は以下の形式になります。

ここでは、表単位レプリケーションで追加になったオペランドについて説明します。ここで説明していないオペランドについては、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

[記述形式]
  INTABLE
         NAME=INTABLE識別名
         DATATYPE=(入力データの種別[,入力データの形式])
        [CODE=入力コード系]
        [UNICODE_TYPE=Unicode系のデータ形式]
        [ENVFILE=DB動作環境定義ファイル名]
        [BYTEORDER=数値の表現形式]
         ITEM=(([入力データ項目名],入力データ項目の形式)
              [,([入力データ項目名],入力データ項目の形式)]…)
         FILE=ファイル名
        [LOGTYPE=差分データ形式]
[注意事項]

グループ単位のレプリケーション

グループ単位のレプリケーションを行う場合、INTABLE定義文は以下の形式になります。

ここでは、グループ単位のレプリケーションで追加、変更になったオペランドについて説明します。ここで説明していないオペランドについては、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

[記述形式]
  INTABLE
         NAME=INTABLE識別名
         DATATYPE=(入力データの種別[,入力データの形式])
         ITEM=(([入力データ項目名],入力データ項目の形式)
              [,([入力データ項目名],入力データ項目の形式)]…)
         FILE=ファイル名
[注意事項]

6.34.1.5 OUTTABLE定義文

ここでは、OUTTABLE定義文で追加、変更になったオペランドについて、以下の2つの場合に分けて説明します。

表単位のレプリケーション

表単位のレプリケーションを行う場合、OUTTABLE定義文は以下の形式になります。

ここでは、表単位レプリケーションで注意すべきオペランドについて説明します。ここで説明していないオペランドについては、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

[記述形式]
OUTTABLE
      NAME = OUTTABLE識別名
      DATATYPE = (出力データ種別[,出力データ形式])
      EXTRACT = EXTRACT識別名
     [CODE = 出力コード系]
     [UNICODE_TYPE = Unicode系のデータ形式]
     [BYTEORDER = 数値の表現形式]
     [TEMPDIR = 作業用ディレクトリ名]
      DATABASE = データベース名
      SCHEMA = スキーマ名
      TABLE = 表名
     [ITEM = ([列名][,[列名]]…[,[列名]])]
      LOADMODE = ([格納方式][,格納方法])
     [DSI = (DSI名[,DSI名…])]
[注意事項]

グループ単位のレプリケーション

グループ単位のレプリケーションを行う場合、OUTTABLE定義文は以下の形式になります。

ここでは、グループ単位のレプリケーションで追加、変更になったオペランドについて説明します。ここで説明していないオペランドについては、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

[記述形式]
  OUTTABLE
         NAME = OUTTABLE識別名
         DATATYPE = (出力データの出力先[,データベース・システムの種類])
         EXTRACT = EXTRACT識別名
         SCHEMA = スキーマ名
         TABLE = 表名
        [DSI = (DSI名[,DSI名…])]
        [ITEM = ([列名][,[列名]…])
         LOADMODE = ([格納方式][,格納方法])
[注意事項]

6.34.1.6 EXTRACT定義文

変更はありません。

詳細は、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。