[名称]
調査情報収集コマンド
[形式]
lxrepgetdata [ -r 抽出定義名 | -g レプリケーショングループ名 ] [ -L { LEVEL0 | LEVEL1 | LEVEL2 } ] [ -d 出力先ディレクトリパス名 ]
[機能説明]
本コマンドは、Symfoware抽出レプリケーション、およびOracle抽出レプリケーションにおいて、原因究明が困難である事象が発生した場合に、調査情報を収集する機能です。
なお、本コマンドはSymfoware抽出レプリケーションとOracle抽出レプリケーションの共通コマンドです。
[オプションの意味]
複写元システムの情報を収集する場合に、情報収集する抽出定義名を指定します。本オプションは、-LオプションにLEVEL1またはLEVEL2を指定した場合に指定します。
複写元システムの情報を収集する場合に、情報収集するレプリケーショングループ名を指定します。本オプションを指定した場合、対応するメンバ抽出定義に関する情報も取得します。本オプションは、-LオプションにLEVEL1またはLEVEL2を指定した場合に指定します。
収集する情報のレベルを指定します。
本オプションを省略した場合、LEVEL0の情報を取得します。
レベル | 意味 |
---|---|
LEVEL0 | 環境変数RDBNAMEまたはORACLE_SIDに従い、本コマンドを実行したシステム(複写元システムまたは複写先システム)の情報を収集します。システム情報とは、主に以下の情報です。
|
LEVEL1 | 環境変数RDBNAMEまたはORACLE_SIDに従い、LEVEL0で収集する情報に加え、-rオプションに指定した抽出定義名、または-gオプションに指定したレプリケーショングループ名に対応する定義関連情報を収集します。 |
LEVEL2 | 環境変数RDBNAMEまたはORACLE_SIDに従い、LEVEL0、およびLEVEL1で収集する情報に加え、-rオプションに指定した抽出定義名、または-gオプションに指定したレプリケーショングループ名に対応する差分ログ情報を収集します。 |
収集した情報を出力するディレクトリパス名を150バイト以内の絶対パス名で指定します。
本オプションを省略した場合、以下の場所を使用します。
SolarisおよびLinuxの場合
/tmp
Windowsの場合
Linkexpress Replication option インストールディレクトリ\TEMP
[注意事項]
本コマンドは、スーパーユーザーで実行してください。
本コマンドは、Symfoware/RDB、Linkexpress、Linkexpress Replication option、Oracleを使用するのに必要な環境変数が設定されている必要があります。
複写元データベースまたは複写先データベースがSymfowareであり、マルチRDB運用のときは、環境変数RDBNAMEで対象のRDBシステム名を設定してください。
複写元データベースがOracleの場合、環境変数ORACLE_SIDを設定してください。
-LオプションにLEVEL1またはLEVEL2を指定した場合、Symfoware/RDBまたはOracleが起動されていない状態では、データベースに関する定義情報を取得することはできません。
[復帰値]
0:正常終了
1:異常終了