フォーマット変換におけるXML文書の省略されたタグの扱いについては、以下のとおりです。
ユーザ固有フォーマットを入力とするとき、デフォルト値が格納されている項目について、XML文書にタグ、またはXML属性を出力するか、出力しない(タグ、またはXML属性を省略する)かを選択することができます。
XML文書を入力とするとき、省略されているタグ、またはXML属性を認識し、ユーザ固有フォーマットの該当する項目にデフォルト値を出力することが可能です。
詳細について、以下に説明します。
ユーザ固有フォーマットからXML文書への変換
ユーザ固有フォーマットからXML文書への変換では、ユーザ固有フォーマットに格納されているデータ内容によって、該当する項目のタグ、またはXML属性を出力せずに省略することができます。
以下の条件を満たす場合にタグ、またはXML属性を省略することができます。
対象項目のデータ内容にデフォルト値が格納されている。
フォーマット定義において対象項目の「タグ省略」ボタンがチェックされている。
以下に例を示します。
図5.68 タグ省略例
ポイント
集団項目に対して「タグ省略」ボタンをチェックした場合は、その集団項目に属するすべての項目がデフォルト値であるときにその集団項目のタグが省略されます。
集団項目が繰り返しているとき、後続する繰返しのうち省略されない集団項目が存在する場合には、順序性を維持するためにタグの省略は行われません。
各項目のデフォルト値については、“5.3.3 各属性のデフォルト値”を参照してください。
設定方法については、“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ”を参照してください。
XML文書からユーザ固有フォーマットへの変換
XML文書からユーザ固有フォーマットへの変換では、XML文書でタグ、またはXML属性が省略されている場合でも省略されているタグ、またはXML属性を認識し、ユーザ固有フォーマットの該当項目のデータ内容にデフォルト値を出力して、処理を続行します。
ポイント
集団項目に該当するタグが省略されている場合は、フォーマット定義されている該当集団項目に属するすべての項目に対してデフォルト値が出力されます。
各項目のデフォルト値については、“5.3.3 各属性のデフォルト値”を参照してください。