フォーマット変換におけるXML属性の扱いについて、以下に説明します。
XML文書内の要素値に加え、属性値もユーザ固有フォーマットと相互変換することができます。
属性値を変換対象にするには、フォーマット定義において、XML要素となるフィールドに続けてXML属性となるフィールドを定義し、そのフィールドの「XML属性フィールド」ボタンをチェックすることによって定義します。XML属性となるフィールドは複数定義することができ、「XML属性フィールド」ボタンがチェックされていないフィールドが現れるまで、そのXML要素に属するXML属性フィールドであると認識されます。
フラット名称に該当する要素(一般フォーマットならばルート要素)のXML属性は、フォーマット定義の先頭で定義してください。先頭から『「XML属性フィールド」がチェックされたフィールド』が連続している場合、それらのフィールドはフラット名称に該当する要素のXML属性であると認識されます。よって、一般フォーマットとXML文書との相互変換をした場合には、先頭で定義したXML属性はルート要素のXML属性となります。
図5.67 ユーザ固有フォーマットとXML属性値の対応
ポイント
XML文書からユーザ固有フォーマットへの変換では、フォーマット定義されていないXML属性の値は、ユーザ固有フォーマットに出力されません。
XML変換を行う場合には、ユーザ固有フォーマットのXML属性に対応するフィールドにXML規約で許されていない文字を使用することはできません。
タグ付けに使われる5つの文字(<、>、&、'、")を使う場合には、エンティティ(<、>、&、'、")で指定してください。
設定方法については、“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ”を参照してください。
Formatmanagerクライアントにおけるフォーマット登録時に「XML属性(固定値)」を指定すると、ユーザ固有フォーマットからXML文書への変換時に、その文字列をXMLタグの属性として出力することができます。
XML属性を指定するには、Formatmanagerクライアントの[一般フォーマット登録]画面の「XML属性(固定値)」フィールドに
属性名="属性値"
または
属性名='属性値'
の形式で入力します。ここで指定した文字列がそのままXML文書のタグ内に出力されます。
ポイント
複数のXML属性を指定するには、スペースで区切って入力します。
「XML属性(固定値)」フィールドに指定できる文字列の最大長は128バイトです。
XML変換を行う場合には、「XML属性(固定値)」にXML規約で許されていない文字を使用することはできません。
タグ付けに使われる5つの文字(<、>、&、'、")を使う場合には、エンティティ(<、>、&、'、")で指定してください。
設定方法については、“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ”を参照してください。